チェスターの自殺に、妻の悲しみはあまりにも大きく

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先日、「リンキン・パーク」のボーカルで数々のヒット曲で知られるチェスター・ベニントンが自殺した。彼の急死に世界中のファンが驚き涙したが、特にショックを受けた妻が現在の辛い心境を初めて明かした。

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20日に自宅で縊死したチェスター・ベニントンの妻タリンダさんが、このたび以下のような声明を発表した。

「1週間前に、私はソウルメイトを亡くしました。そして子ども達は英雄である父親を喪ったのです。まるで、おとぎ話のような生活だったのです。それがシェイクスピアの悲劇のような展開になってしまいました。」
「どうすれば私は前に進めるのでしょうか。バラバラになった魂を、どう拾い上げればいいのでしょう。私の知る唯一の答えは、子ども達に最大限の愛情をかけて育て上げることです。」
「コミュニティの皆さん、そして世界中のファンの皆さんに知って頂きたいと思います。皆さんの愛情、その喪失感もしっかりと感じています。」
「子ども達は、パパを亡くすには幼すぎる年齢です。でも私には分かります。皆さんは、きっと彼の思い出を忘れずにいてくださることでしょう。彼は明るく、愛情あふれる人でした。そして天使のような声の持ち主だった。今の彼は、私達のハートの中で歌っています。苦しみから解き放たれた状態でね。」
「私達みなに、神のご加護がありますように。そして苦しい時には助け合えますように。チェスターもそう望んだはずです。私の愛する人、どうか安らかにお眠りください。」

チェスターには6人の子がおり、2005年に再婚した2人目の妻タリンダさんとは3人の子をもうけ育てていた。子供時代には年上の友による性的虐待に苦しみ、思春期・青年期にはドラッグなどに溺れ精神状態も良くなかったというチェスター。今年春には友人で同じくミュージシャンのクリス・コーネル(享年52)がホテルで自殺し、チェスターもショックを受けていたとのこと。チェスターが亡くなったのは、クリスの誕生日にあたる7月20日であった。

(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)