インターナショナル・チャンピオンズ・カップ、レアル・マドリード対FCバルセロナ。大会の北米ラウンド優勝を喜ぶFCバルセロナの選手(2017年7月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は29日、米マイアミ(Miami)で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)の一戦は、事前の期待に応える白熱した展開の末、バルセロナがジェラール・ピケ(Gerard Pique)の決勝点で3-2の勝利を収めた。

 ピケは後半5分、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のFKに合わせて決勝点を挙げ、ハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)に集まった6万6014人の前でチームに勝利をもたらした。

 バルセロナは、64分の出場で圧巻のプレーを見せたリオネル・メッシ(Lionel Messi)が開始わずか3分で先制点を決めると、直後にはイバン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)が追加点を挙げ、低調なレアルには大敗の気配も漂った。

 ところがこの2失点で目が覚めたのか、レアルは前半の終盤までにマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)とマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)のゴールで同点に追いつくと、その後はたびたび息をのむような見ごたえのある展開となったが、最後はピケの決勝点で勝負がついた。

 今回の試合はあくまでも親善試合で、レアルの93勝、バルセロナの91勝という公式戦の直接対決の成績にはもちろんまったく影響しない。公式戦での前回対戦では、メッシのクラブ通算500ゴール目が決勝点となり、バルセロナが土壇場で劇的な勝利を収めた。

 これでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦、ユベントス(Juventus)戦に続いてICCを3連勝で終えたバルセロナだが、北米での2週間はチームにとって、ネイマールの定まらない去就に振り回された期間でもあった。

 2億2200万ユーロ(約288億円)でのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)移籍がうわさされるネイマールは、この日も先発で出場し、バルセロナでの最後の出場になる可能性のある試合で後半27分までプレー。この後はクラブのプロモーションの一環で、チームとともに中国へ移動する予定となっている。

 試合後の会見ではネイマールに関する質問が飛んだが、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は明言を避けた。

「私は常に、起こるかもしれないことより、起こることの話をしたい。われわれは待つ。私の見解では、ネイマールはわれわれの一員であり、みんな頼りにしているが、今後の展開を見守らなくてはならない。ネイマールに関する推測はしたくない。彼に対する見方はこれまでと変わらない。ともにピッチに立つ選手として見ていく」

 この試合では、バルセロナがネイマールとメッシ、ルイス・スアレス(Luis Suarez)がそろって先発した一方で、レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督もギャレス・ベイル(Gareth Bale)、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)という主力3人を送り出した。

 序盤の2失点からいったん追いついたとはいえ、ジダン監督はチームの出来に落胆した様子を見せた。それでも監督は、8月8日に行われるユナイテッドとのUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2017)までに、修正する時間は十分にあると話している。

「きょうはわれわれの悪い面と良い面、二つの顔が出た試合だった。結局のところ、われわれは8日に向けて準備を進めている。それまでには状態も整うだろう」
【翻訳編集】AFPBB News