【大東建託・いい部屋ネットレディス】

 大会2日目が終わり、通算10アンダーまで伸ばして単独トップに立った濱田茉優(21)が、自身のスコアに一番驚いた。

「2日続きでこんなにいいスコアは初めてなので、自分でもすごいビックリしている」

 濱田はプロ3年目でベスト成績は今季のサマンサタバサレディース5位。トップ10入りはこの1回だけで、もちろん賞金シードは一度もない。ツアーで2日続けての60台(66.68)は初体験だった。

 それでなくても今大会はキム・ハヌルが初日に64をマークするなどアンダーパーが52選手。2日目のベストスコアは65で、60台は34選手と好スコアが続出している。だからカットラインも通算1アンダーまでとハイレベルだ。プロアマ戦が行われた水曜日に大雨が降り、グリーンが止まりやすくなっているとはいえ、バーディーが大量に出ている。

 評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「日本女子ツアーの実力から言えばバーディーのバーゲンセールみたい。選手にプレッシャーをかけず、バーディーが取りやすい設定になっている。ただ、それでは技術もメンタルも体力も身に付かず、世界で通用する選手が育たない。プロの能力を引き出す設定というのはバーディーを簡単に取らせることではない。ナイスショットとミスショットの差が歴然と出て、精度の高いショットを打ち、緻密なマネジメントがなければバーディーにつながらないという設定が理想だ。観戦するファンだって女子プロが簡単にバーディーを奪うよりも、必死になってパーセーブする姿に感動するはずです」

 バーディーをたくさん決めているからうまい、と勘違いする女子プロが多いから、スポット参戦の海外でボロが出る。来週の全英女子オープン(8月3日開催)で、また本当の実力があぶり出される。