オーストラリア・シドニーに設けられた検問所で歩行者に話しかける警察官ら(2017年7月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相は30日、同国最大の都市シドニー(Sydney)で29日夜に警察が男4人を逮捕し、簡易爆発物で航空機を墜落させる「テロ計画」を阻止した発表した。

 ターンブル首相は、「昨夜、航空機墜落を狙うテロ計画の阻止を目的とする大規模な反テロ作戦が実施された」と記者団に語った。また、国内線および国際線が発着する同国内の全空港の警備を強化したと述べ、旅行者は保安検査のため2時間早く空港に来るようにしてほしいと語った。

 当局は国内線と国際線のどちらが狙われていたか明らかにしていないが、現地紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は、狙われていたのは国内線だったと報じた。

 オーストラリア連邦警察のアンドリュー・コルビン(Andrew Colvin)警視総監によると、シドニー全域で29日に行われた一連の強制捜査で逮捕された4人の男は、簡易爆発物を使用する「イスラムに触発された」計画に関与していたとみられている。しかし、警察が現時点で持っている犯行計画の具体的な情報は少なく、捜査には時間がかかる見込みだという。

 オーストラリア政府は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」などに触発された個人が事件を起こすことを警戒して2014年9月に警戒レベルを上げ、30日の発表の前までの数年間に国内で12件の「テロ攻撃」を阻止したとしていた。

 しかし、2014年にシドニー中心部のカフェに男が立てこもり人質2人が死亡した事件や、2015年に同じくシドニーで15歳の少年が警察職員を殺害した事件などが起きている。

【翻訳編集】AFPBB News