今井絵理子、渡辺謙…不倫報道の馬鹿馬鹿しさ――「つまらないニュース」から身を守る方法

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いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第9回

 矢口真里、ベッキーと川谷絵音、乙武洋匡、ファンキー加藤、渡辺謙、そして今井絵理子。昨今は不倫報道が加熱しています。しかし、その内容はどれも低レベルなものばかりで見るに耐えません。

 たとえば今週のワイドショーでは、今井絵理子と橋本健という二人の議員に関して、新幹線での盗撮写真が紹介されていました。手をつないで眠る二人について、大の大人が雁首揃えたスタジオで「手のつなぎ方からこういった印象が」と解説している姿は本当に呆れてものが言えませんでした。

 不倫が良いとか悪いとかではなく、他人の問題についてあれこれとケチをつけている構図がどうしようもなく哀れです。人生には「不倫が噂される議員同士の手のつなぎ方」よりももっと重要なことがあり、もっと報道すべきことが他にあると思います。

 とはいえ、かくいう私もこうして不倫についてあれこれ言っている一人という意味では、同じ穴のムジナです。人間は何かを見聞きすれば、自分なりの意見が自然と心に浮かんでしまいます。

 だからこそ、つまらないニュースはできるだけシャットアウトすべきなのですが、徹底するのはなかなか困難です。あまりに情報収集を制限すると、今度は必要なニュースまでわからなくなってしまいます。

 最近は「ニュースバラエティ」という言葉もあるように、ニュースとワイドショーの垣根がなくなっているのでなおさらです。

 ことさらに興味がなくても、どこかでニュースを知って、それについてあれこれと頭を巡らせてしまう。そうして、自分の人生から外れてしまう。

 情報社会と呼ばれるようになって久しいですが、私たちはつまらないニュースから身を守る必要があります。

 人間はすぐに自分を忘れてしまいます。なにかに注意を奪われて、「おかしい」「間違っている」「許せない」「あいつはバカ」と心の中で腹を立て、時にはブログの記事にしたり、掲示板に投稿したり、ツイッターで呟いたりと行動に出ます。

 これは不倫報道だけに限りません。ネット上の体験談、政治家の振る舞いなども、つまらないニュースに含まれます。まるで野球観戦で野次を飛ばすように、自分と直接関係ないことに重ね合わせてしまうのです。

 たとえば私の場合は、「スタバはお茶をするところ。邪魔だから仕事は会社でやれ」という趣旨の発言に反応してしまいました。ほかならぬ私が以前はよくスタバで仕事をしていたので、「なんで? 別にいいじゃん。というかスタバがどういう店かは、お前じゃなくてスタバが決めることだろ」という反論が心に浮かびました。

 別に自分が攻撃されたわけでもないのに、まるで自分のことのように憤り、議論で相手を打ち負かすような言葉が浮かんでくる。それを誰かに言うかどうかではなく、頭で考えていること自体が時間の無駄です。

 なぜなら、そうしている間、自分の人生が置いてけぼりになるからです。自分を忘れてしまうのは、自己啓発とは正反対の態度です。自分を忘れている時間が長ければ長いほど、多ければ多いほど、私たちは理想から遠ざかっていきます。

 前回の記事では、ニュースを通した自己啓発についてお話ししました。私たちの人生を決めるのは目標や計画といった大上段の話だけでなく、日常的に触れている情報など些細な部分も影響してきます。

 野球観戦は趣味としてわかってやっていることなので問題ありません。しかし日常的に流れるニュースに対して、いちいち自分を重ね合わせていたらキリがありません。