世界へ羽ばたくチャンス!ポーズを決める桜井日奈子

写真拡大

 「岡山の奇跡」とネット上で話題になり、人気急上昇中の女優・桜井日奈子(20)。地元の岡山県で開催されたコンテストでグランプリを受賞し、ドラマやCMの出演が相次ぐ新星だ。米映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」(8月4日公開)の日本語版でヒロインの声優に大抜てき。岡山から世界に羽ばたく第一歩を踏み出した。

 ぱっと見た印象は柔らかでおしとやかだが、切れ長の大きな目は意志の強さを感じさせる。5歳から始めたバスケットボールを高校までやり抜いたスポ根娘で「13年間バスケ一本、バスケ漬けの日々でした。今でも筋肉が全然取れなくて、ヒールを履くと、ふくらはぎに“ししゃも”がぽこっと出るので、鍛えすぎには注意しています」と笑顔を見せた。

 父親が地元のミニバスケットボールチームのコーチで、兄も弟も含めバスケ一家。中学ではキャプテンを務め、ガードとして活躍した活発な少女だった。「休みの日はお父さんと自主練をしていました。テストでいい点を取るよりも、バスケでいい成績を収めた方がお父さんが喜んでくれるので頑張ってました」と振り返る。

 芸能界に興味はなかったが、高2だった2014年、副賞の東京ディズニーランド旅行を目当てに「岡山美少女・美人コンテスト」に応募し、美少女グランプリを獲得。翌年、ネットCMに出演すると、美少女ぶりを「岡山の奇跡」と絶賛され一気に広まった。

 「“奇跡”と言われるのは恐れ多いし、だいぶ恥ずかしいけど、今の私があるのはこのキャッチーなフレーズのおかげなので感謝しています。でも、これからは桜井日奈子として認知されるように、コツコツと頑張っていきたい」。

 昨年、舞台「それいゆ」で女優デビューし、ドラマにも出演。コミカルな表情を見せる大東建託「いい部屋ネット」のCMも話題になり、お茶の間でも認知度が急上昇した。

 休日は一人で映画館を訪れ、最近は話題作「銀魂」を観賞。多くの映画やドラマを見て演技を研究し、杉咲花(19)ら同世代の女優の活躍に刺激を受けている。「私ももっと頑張って、誰かの心を動かすお芝居がしたいと思っています」

 声優初挑戦ながら大抜てきされたのが、「トランスフォーマー/最後の騎士王」の日本語版のヒロイン・イザベラ役。声を収録したテープを米国に送る形式でオーディションを受け、マイケル・ベイ監督(52)に直々に選ばれた。初声優がハリウッド大作の吹き替えで「本当に身に余る光栄です」と感激。完成作を試写で観賞し「自分の声が入っている感動で、最初から最後までずっと体に力が入っていました」と笑顔がはじけた。

 車などに変形する金属生命体・トランスフォーマーの戦いを描く人気アクションシリーズの最新作。イザベラはトランスフォーマーと行動を共にする勇敢な少女だ。「子供の頃は兄や弟と戦隊ヒーローごっこをするのが大好きで、レッドの取り合いでした。男勝りで負けず嫌いなところはイザベラと似てるかな」。

 自宅で繰り返し映像を見ながらセリフを練習し、表現力豊かにイザベラを演じた。「自分の声に自信がなかったんです。ほわっとしたイメージと比べ“思ったより声が低いんだね”と言われることが多くて、コンプレックスに感じていたので、合格の知らせが届いてとてもうれしかった。“マイナスじゃないのかも”と思えて自信につながりました」

 同シリーズのようなアクション作品出演も目標の一つ。「体を動かすことが大好きで運動神経に自信があるので、アクション満載の作品に出たい。特に殺陣をやってみたいです」と目を輝かせた。

 20日に都内で行われたジャパンプレミアでレッドカーペットデビュー。「緊張で息を止めちゃってたみたいで、途中で苦しくなって大変でした」と苦笑い。女優として歩む未来には、映画祭やハリウッドの華やかな赤じゅうたんを歩く“奇跡”も十分にあり得る。「夢ですね。英語も勉強します。もんげえ(凄く)頑張ります!」と、岡山弁を交えキュートに飛躍を誓った。

 ◆桜井 日奈子(さくらい・ひなこ)1997年(平9)4月2日、岡山県出身の20歳。14年「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを獲得。翌年「LINE MUSIC」のネットCMで注目され、昨年5月に舞台「それいゆ」で女優デビュー。日本テレビのドラマ「そして、誰もいなくなった」「THE LAST COP/ラストコップ」にも出演。大東建託「いい部屋ネット」やコロプラ「白猫プロジェクト」などのCMでも話題。好きな食べ物は桃、卵焼きなど。1メートル60。血液型O。