4戦連発を狙った闘莉王に珍事 PK失敗時点で前半終了、こぼれ球決めるもゴール認められず

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町田と京都の一戦で起きた珍しいシーン 主審が厳格に時間に関するルールを適用

 J2京都サンガF.C.の元日本代表DF田中マルクス闘莉王は、29日の敵地FC町田ゼルビア戦の前半アディショナルタイムに起きた、PKを巡る珍事の主役となった。

 大雨のなかで行われた一戦は、0-0で迎えた前半アディショナルタイムに動く。京都のクロスにDF高橋祐治が町田DF松本怜大に倒されて、主審はPKを宣告。ここでキッカーを務めたのは、今季12ゴールを決めている闘莉王だった。

 3試合連続ゴール中の闘将は、狙い澄ましたキックをゴール左隅目がけて蹴ったが、相手GK高原寿康が好セーブ。そのこぼれ球を冷静にゴール右隅に蹴り込んだが、ゴールは認められなかった。京都FWケヴィン・オリスらが食い下がったが、判定は覆らなかった。

 アディショナルタイムは1分と表示されていたが、すでに2分を過ぎていたために、主審は闘莉王のシュートを高原がセーブした瞬間にPKが失敗に終わったとして、前半終了のホイッスルを吹いた。一連のプレーの流れが終わるまでホイッスルを待つことが少なくないが、主審は厳格に時間に関するルールを適用したため、闘莉王の4試合連続ゴールは認められなかった。

 試合はその後、途中出場の元日本代表FW大黒将志が後半26分、37分と2ゴールを奪いアウェーの京都が2-0で勝利。チームの2点目は闘莉王が鮮やかなスルーパスをFW岩崎悠人に通したことが起点となり、左サイド岩崎のクロスから大黒がボレーで決めたものだった。

 自らのPK失敗に厳しい表情を見せていた闘莉王の面目躍如となるダメ押し弾演出。敵地で勝ち点3をつかみ、充実の表情だった。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真 text & photo by Football ZONE web