『黒革の手帖』世代を超えた銀座の女たちの“仁義なきの戦い”から目が離せない!

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武井咲が松本清張作品に初挑戦しているドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00〜)。“清張史上最強の悪女”と言われる主人公・原口元子をしたたか且つ妖艶に演じている武井も毎回話題となっているが、今作に登場する女たちの“怖〜い戦い”も見逃せないポイントだ。

元子とは銀行時代の同僚で、引っ込み思案で冴えない派遣社員だった仲里依紗演じる山田波子は、7月27日放送の第2話で大きな変貌を遂げていた。みずからの借金を返済するためとはいえ、銀座のルールを全く無視したパワープレイで夜の世界を渡り始めた波子は、みるみる凄腕ホステスに急成長。元子を脅かす存在になっていった。

「お金を稼ぐのって、こんなに簡単だったんだね」「わたしはわたしのやり方でのし上がるの。誰にも邪魔させないから」と元子に言い放つ波子の目は、銀行で派遣行員として働いていた時とはもはや別人。銀行から1億8千万円を横領し、銀座最年少ママとなった元子という“最強の悪女”に、元子が救いの手を差し伸べ、夜の銀座へ導いたために生まれてしまった“もう一人の悪女”が真っ向から勝負を挑む。

対照的なふたりの悪女、元子と波子。武井演じる元子の貫禄と鋭い眼力はまさに「迫力」のひと言だが、波子を演じる仲の豹変ぶりも圧巻だったのではないだろうか。そんな仲の演技力に対し、ネット上では「仲里依紗の怖さすごい!」「迫真の演技が光る!」「仲さんがいるとドラマが締まるなぁ」と話題を集めた。

そして第2話では、第1話に続き、銀座の最年少ママとなった元子と、古き良き銀座を守る「クラブ燭台」のママ・岩村叡子(真矢ミキ)の緊張溢れる対決が再び勃発。「カルネ」を上客とともに訪れた叡子が目撃したのは、野球拳をする波子の姿。すかさず「あんな接客許してたらお店の客が落ちるわよ」と元子に厳しく諭す叡子。帰り際には見送る元子の視線を背中にしっかり感じながら、「私に内緒で来ちゃダメ」と客を牽制、終始緊張感のある大人の女の闘いを繰り広げた。

また印象的だったもうひとつの女の戦いが、波子と楢林クリニックの看護師長・中岡市子(高畑淳子)による楢林謙治院長(奥田瑛二)を巡る戦いだ。市子のことを「節約魔のケチケチおばさん」と呼び、言いたい放題、暴言を浴びせまくる波子。堪忍袋の緒が切れた市子は「この泥棒猫!」と罵り、とうとう殴り合いに発展したのだった。

銀座という夜の世界を舞台に、まさに“仁義なき女の戦い”が勃発している本作。元子が男たちを手帖でひざまづかせる様と同じぐらい、女たちのエネルギッシュな戦いからも目が離せなくなりそうだ。