志賀高原で長男・勸玄君(左)とともに植樹する市川海老蔵

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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が29日、長野・志賀高原で行われた植樹イベント「ABMORI(エビモリ)」に参加した。開会式の直後には報道陣の取材に応じ、先月亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)のようにがんと闘う人たちのため、基金の設立やチャリティー活動の構想があることを明らかにした。

 愛する妻の遺志を継いでいく。麻央さんは闘病中に「元気になったら同じような病気で闘う人々の力になりたい」という希望を周囲に話していたという。海老蔵がイメージしているのは「ピンクリボン」と呼ばれる世界的な乳がんの啓発運動。現在は「まだまだ試行錯誤の段階ですが、いろいろな人に話を聞いて、きちんとジャッジしようと思っています」と、着実に進行中であることも明かした。

 ABMORIも海老蔵夫婦の思いが結実したプロジェクト。結婚当初、気温の異常な上昇に疑問を感じた海老蔵に、麻央さんが日本テレビ「NEWS ZERO」のキャスター時代に取材を通じて知り合った植物生態学者の宮脇昭氏を紹介。地球本来の環境に近づけるための植樹という宮脇氏の考え方に、共感したのがきっかけとなった。

 4回目となる今年はあいにくの雨。毎年参加している長女の麗禾(れいか)ちゃん(6)と長男の勸玄(かんげん)くん(4)はレインコートを着て、ぬかるんだ地面に悪戦苦闘しながらも約1500人の一般参加者とともに木を植えた。

 「これも麻央がいたからつなぐことができた運動」と妻に感謝した海老蔵。「娘やせがれだけでなく、参加してくれた子供たちが大人になって成長した木々を見たとき“いいことをしたのかも”と思ってくれたらうれしいですね」と願っていた。