南アのダービー戦で19名死傷の群集事故…過去にも2度の事故で計85名死亡

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 ダービーマッチの熱狂が悲劇を招いた。南アフリカで試合前に群集事故が発生し、少なくとも19名の死傷者が出たようだ。イギリスメディア『BBC』が29日に報じた。

 ヨハネスブルグのソウェト地区に本拠地を構えるカイザー・チーフスとオーランド・パイレーツが同日、2011年から毎年行われているプレシーズンマッチ「カーリング・ブラック・レーベル・カップ」で対戦した。

 試合はカイザー・チーフスの本拠地である8万7000人収容のFNBスタジアムで開催され、ダービーマッチということもあり大勢の観客が殺到。試合前にスタジアムの入場口に人が押し寄せたことで悲劇が起きたようで、2名が亡くなり、17名が負傷し、その内1人は重傷だという。

 南アフリカメディア『SABC』によると、警察が「試合前に大勢の人々が無秩序な状態になった」と発表しているという。オーランド・パイレーツはクラブ公式Twitterで「多くの人々がゲートを押し通ろうとしたことで、死亡者が出たことに心を痛めています」との声明を掲載している。

 その後、試合は事態が収拾したことで予定通り開催され、カイザー・チーフスが1−0で勝利を収めている。

 なお、1991年と2001年にもカイザー・チーフス対オーランド・パイレーツの試合で同様の事件が起きている。1991年1月にはヨハネスブルグの南西にあるオークニーのオッペンハイマー・スタジアムで42名が死亡。2001年4月にはオーランド・パイレーツが使用していたエリス・パーク・スタジアムで43人が亡くなっていた。