「明治安田生命J1、川崎2-5磐田」(29日、等々力陸上競技場)

 敵地に乗り込んだ磐田が5-2で川崎を下して、リーグ戦6連勝を飾った。前半8分にMF川辺駿が先制点を決めるなど前半を2-1で折り返すと、後半に一挙3点を追加。今季最多となる5発大勝で6連勝は04年以来、13年ぶりとなった。

 試合後の名波監督は終始、上機嫌だった。「90分間を通してわれわれのゲームと言える試合ではなかった。3点目が入ってからは楽になったが、5-2になってから目が覚めるようならダメ。5-1で終わらせる努力をしないといけない」と冷静に内容を分析する一方で、中断期間にみっちりと準備をしてきた川崎対策がハマっての勝利。「リーグで6連勝。天皇杯も合わせれば8連勝で、約2カ月負けていない。まあ、気分は良いですね」と白い歯を見せた。

 04年以来の6連勝だが、名波監督は当時、磐田の選手でもあった。13年前とは違った立場での快進撃に「選手の時は100%、僕のおかげだったと言えると思うが、監督としては100%、選手のおかげ」。試合前から降り続けた強い雨と共に落雷の危険性もあっただけに、一時はマッチコミッショナーから「(試合開催が)どうなるか分かりません」と言われただけに、勝利の喜びはひとしおの様子だった。

 一方の川崎にとっては、リーグ6戦ぶりの黒星で、本拠では今季初の敗戦。鬼木監督は「中断明けということで、どうしても勝ちたかったが、残念なゲームになった」。MF中村憲は「試合中に、自分たちがどうサッカーを変化させるか。そこを自分たちが突き詰めていかないと上にはいけない。これをこの時期に分かったのは良かった。5点取られているので、下を向いてしまうが、自分たちでやり方を突き詰めていかないといけないと」と語った。