リーガのハビエル・テバス会長【写真:Getty Images】

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 スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に違反しているとして、欧州サッカー連盟(UEFA)や裁判所に訴える姿勢を示した。29日付のスペイン紙『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

 PSGは現在、バルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールの獲得に向けた動きを見せていることが大きな話題となっている。ネイマールの契約解除金に設定された2億2200万ユーロ(約288億円)という莫大な金額を支払っての獲得となることが見込まれている。

 だがテバス会長はPSGが、クラブの健全経営のため定められた制度であるFFPに違反していると主張した。「彼らはUEFAのFFP規定と、EUの競争規定に違反している。UEFAに訴えるつもりだ。UEFAが動かないのであれば法廷に訴える」と同会長は話している。

 PSGが犯しているという違反の詳細を明確にしてはいないが、ネイマールの一件だけが理由ではないという。「それだけではない。以前から訴えることを計画していた。リーガは黙っているわけにはいかない。バルサだけでなく、スペインサッカーの問題だ」とテバス会長は語る。

 すでにPSGのナセル・アル・ケライフィ会長に対しては訴えを起こす意志を伝えたが、アル・ケライフィ会長は「理解できない」として怒りを見せたという。バルサの訴え次第では、PSGはネイマールの獲得を前にして苦境に立たされることもあり得るのかもしれない。

text by 編集部