台北市内で8月10日から台湾最大のアニメや漫画の祭典とされる「漫画博覧会」が開催される。台湾国営の中央通訊社は、同イベントの注目の焦点は「ICHIBAN JAPAN 日本館」と報じた。写真はワンピースの人形。

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台湾の台北世界貿易中心(世界貿易センター)展覧一館で8月10日から14日まで、台湾最大のアニメや漫画の祭典とされる「漫画博覧会」が開催される。中華民国(台湾)国営の中央通訊社は27日、注目の焦点は「ICHIBAN JAPAN 日本館」として、「最大の見どころ5つのポイント」を紹介した。

中央通訊社は特に日本の芸能人・芸人の出演に注目した。まず、アニメ「ワンピース」でフランキーの声を務めた声優の矢尾一樹さんとお笑い芸人のケンドーコバヤシさんが「ワンピース・コスプレコンテスト」で司会を務めると紹介。矢尾さんとケンドーコバヤシは自らもコスプレをして「台湾・海賊の祭典」を盛り上げるという。

さらに、「金田一少年の事件簿」関連では、同作品のテレビドラマ版を担当した堤幸彦監督が育成した女子アイドルユニットが出演する。

また「黒執事 Book of Circus」のエンディング―マを歌ったAKIRAさんについて、両性的な魅力と舞台活動で見せた「狼のような美形」が人気を呼んでいると紹介。「漫画博覧会」ではファンとの「近距離の交流」が予定されているという。

オーストラリア出身の「ヒゲ女装おじさん」のレディビアードさんと筋肉アイドルの才木玲佳さんによるユニットの「DEADLIFT LOLITA」も登場。さらに、日本で40年以上も愛されてきた「ガチャピンとムック」も登場し、台湾のストリート・ダンサー集団の「Keep Going Mania」と対決すると紹介した。

「ICHIBAN JAPAN 日本館」は2016年にも漫画博覧会に出展。2017年2月にも冬季最大のアニメの祭典とされる「動漫節(アニメ祭り)」に出展して大好評だった。

台湾メディアの中時電子報は6月29日付で、「漫画博覧会」における日本関連の展示について、規模が2016年の2倍に拡大され、50万人以上の来場が予想されると報じている。

台湾ではかつて、蒋介石による国民党独裁政権が「脱日本・中国化」を目指したため、日本の漫画やアニメ作品が厳しく規制された時代があった。しかし1980年代後半には規制緩和が始まり、日本のサブカルカルチャーは大人気を獲得するに至った。台湾で中国語吹き替え版として放送された日本のアニメ番組は、インターネットが本格的に普及する前にVCD(ビデオCD)による海賊版として中国大陸で大量に出回るなどして、中国における日本のサブカルチャー浸透に大きな影響を及ぼした。(翻訳・編集/如月隼人)