顔面に放尿して求愛! ちょっと「へん」な恋愛事情 『愛のへんないきもの展』

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東京のしながわ水族館で、「愛のへんないきもの展」が9月3日(日)まで開催中です。このイベントは、いきものが子孫を残すために行う、ちょっとへんな愛の行動を紹介するもの。「へん」と「愛」がどう結びつくのか、色々気になります!

◇魚だけじゃない! さまざまないきものがお出迎え

へんないきもの展は入場無料。水族館への入館料だけで見ることができます。しながわ水族館のスタッフの初野さんによると、連休中はブースの外まで長い行列ができるほどの人気だったとのこと。取材日は連休明けだったのですが、それでも入れ替わり立ち替わりで、多くのお客さんが入ってきていました。

まず、目に飛び込んできたのはトカゲ。展示しているいきもののすべての横には、解説パネルが貼られています。

「フトアゴヒゲトカゲは、オスは腰巾着社員のように首をタテに振って求愛。対して、メスは太極拳みたいにゆっくりと手を回してOKサインを出し、『愛の交歓』が行われる……。」

このようにユーモラスな文章が多いのも、今回の取材で感じた点。「求愛」や「生殖」の話題が大部分のため、小学生のお子さんにはピンとこないかもしません。しかし、その分直接いきものを見ることができ、楽しんでいる様子。逆に若者カップルはじっくりと文章を読み「色々集めていて、スゴイなあ〜」と語っていました。

通路反対側にいるのは、超高速のダンスで求愛をするセイキチョウ。近年その求愛ダンスは、100分の6秒の間に三拍子を刻むくらい高速であると明らかになったそうです。この撮影時にも、もしかしたらダンスしていたかな?

初野さんのお話では、BGMは流さずに、セイキチョウのさえずり音が聞こえるようにしているとのこと。実際、セイキチョウに見入る人は多く、人気トップ3に入るとのことでした。

◇ウミウシは出会う相手、全てが恋愛対象

水のいきものたちも、たくさんいます。カラフルな色合いで人気なのが、ウミウシ! ウミウシの横にいたメバルの求愛は、メスの顔面に放尿する(!!)という積極性を持っています。

対して、ウミウシは粘液の匂いだけを頼りに相手を探すとか。うーん、見た目と違って地味! ただ、雌雄同体のため、「出会う相手は、誰彼の区別なく、すべて愛の対象」とのこと。うーん、深い!!

そして、ウミウシと人気を二分するのは、ムツゴロウ。名前を聞いて姿は思い浮かんでも、実物を見たことがあるという人は少ないはず。さて、ムツゴロウのオスは求愛行動で、何を行うのでしょうか? これはもう皆さん想像つきますよね?

はい、お馴染みのジャンプする姿。実はそれこそが、ムツゴロウの愛のしるしだったのでした。ただ、さすがにムツゴロウも常に跳ねているわけではなく……。というわけで、展示スペースの隣にはVTRが流され、実際に跳ねているムツゴロウの動画を見ることができました。嬉しい心づかいです!

今回はそのほかにも、ミヤケテグリ、ムサシトミヨといった聞きなれないいきものにも出会えました。また、タツノオトシゴ、サソリ、サメといった「知っているいきものだけど、どこがへんなんだろう」と考えこんで、パネルを読んで納得!という場面もありました。

中でも驚いたのは、チョークバス。その特徴は、性転換をすること。オス・メスが入れ替わるいきものというのは実際のところまあまあいるのですが、チョークバスの場合、驚くべきはその頻度。それは行ってみてのお楽しみ!

◇ムツゴロウをまるかじり! 期間限定商品も販売中

特別展とコラボした期間限定商品も販売されています。まず、ショップでは、ムツゴロウでダシを取った「むつごろうラーメン」(324円)や、ムツゴロウ自体を乾燥させた「ポリポリむつごろう」(432円)。