関ジャニ∞・錦戸亮の“しょんぼり顔”が素晴らしい『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)の第3話。平均視聴率は前回から0.6%ダウンの8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。残念ながら、初回から右肩下がりとなっています。

 入社してから7年間のうちに、8回も部署をたらい回しにされるほど“仕事ができない”という設定の主人公ですが、第2話までに明確に仕事ができないシーンは皆無。それどころか、第2話のラストでは、上司から期待を掛けられ、新たな大きな仕事まで振られました。

 現在の部署に異動になるまでに、どれだけ仕事ができなかったのかは不明ですが、そろそろ仕事のできなさっぷりを拝みたいものです。

 いやあ、それにしても、放送後に最新回が無料で見られるサイト「日テレ無料 by 日テレオンデマンド」は、CMが入らなくて快適ですね〜。日テレさん、ありがとうございます。それに引き換え、フジテレビの公式動画配信サービル「FOD」は、テレビ放送と同じ本数のCMが入っていて、イライラしちゃいますね〜。いや、オンタイムで見ろよって話ですし、CM入れるのは企業努力だと思いますし、フジは今いろいろ大変だと思うんですけど、比べちゃうと、ねえ。

 というわけで、第3話のあらすじを振り返ります。

※前回のレビュー
http://www.cyzo.com/2017/07/post_33639.html

■今回こそは、仕事ができないシーンを!

 土方チームリーダー(佐藤隆太)からショッピングモールの集客イベントの企画出しを命じられた司(錦戸)は、妻・沙也加のアドバイスで企画を10本出すことに。姉のみどりや沙也加にも案を出してもらい、10本を提出します。

 社内では、128本もの企画が出されたそうですが、その中で土方の目に止まった1本は、司が考えた世界的デザイナーのレイジ・カキタニの個展企画。ただ、レイジ・カキタニほどのデザイナーがショッピングモールで個展を開くとは考えにくいため、後輩の田所(Hey! Say! JUMP・薮宏太)が考えた、来場者にTシャツを配る企画とコラボさせろと命じます。

 Tシャツのデザインを頼むため、レイジ・カキタニの元を訪れる司と田所。司は、レイジ・カキタニの著書に書いてあった好物「さくらんぼ餅」を山形から取り寄せ、お土産に持参。一方、田所は、デザインの納期が2週間後にもかかわらず、「2カ月待てます」とレイジ・カキタニに嘘をつき、強引に話を進めようとします。が、司が「スケジュールを確認したほうが」と口を挟み、一端持ち帰ることに。

 あくる日、「嘘をついてまで、仕事を決めるってどうなんだろう」とモヤモヤしている司は、Tシャツ工場へダッシュ。徹夜で工場の仕事を手伝い、なんとか納期を1週間だけ延ばしてもらいます(すぐやってくれるTシャツメーカー探すほうが早そう……)。

 次の日、再びレイジ・カキタニの家を訪れる司と田所。田所は、マスコミ発表をした後に「納期が早まった」と嘘をつこうとしますが、嘘が嫌いな司がこれを制止。司が「納期、本当は3週間後なんです」と暴露すると、田所の考えを察したレイジ・カキタニが「今回は、お断りさせていただくよ」と一変。その後、司は沙也加がレイジ・カキタニのファンであることや、「妻にTシャツ着せてやりたいなあって」と理由を説明し、家を後にします。

 仕事を断られた田所は、司の胸ぐらを掴み「なんでお前みたいな仕事できねえやつがサラリーマンやってるんだよ。お前、仕事ができるってどういう意味かわかんのか!?」と激怒。帰社後も司への愚痴をこぼす田所に、黒川(壇蜜)は「そのやり方では2度目はない」「(大事なのは)信頼関係を築けること」と説教。黒川の中では「司>田所」のようです。評価されるのが早い!

 すると、部署のFAXにレイジ・カキタニから「デザインが浮かんでしょうがない」と、カバのイラストが送られてきます。どうやら、司の思いを聞いて思い直したか、司と田所の関係を見てインスピレーションが沸いたかのどちらかのようです。

■仕事ができる男の痛快サクセスストーリーにしか……

 128本の中から自分の企画が選ばれ、デザイナーへの手土産に好物を用意し、結果的にプロジェクトを成功させ、教育係の黒川からも目をかけられている司の、どこが仕事ができないんでしょうか……。それとも、この部署に移った途端、仕事ができるようになった?

「プレゼンがヘタ」という設定の主人公ですが、はっきりいって話は上手です。仕事先で会った人もみんな司を受け入れています。もはや、「マックスエンターテインメント」が“毒会社”なだけとしか……。今回、田所から「お前、仕事ができるってどういう意味かわかんのか!?」と言い放たれた司ですが、この脚本にそっくりそのままお返ししたい気分です。

 と、なんでこんなにディスっているかというと、このドラマが、そしてこの主人公が大好きだからです。主人公が仕事ができちゃってるところ以外は、大好きです。筆者個人的には、今期のドラマで一番楽しく見ています。

 ただ、タイトルが内容に合ってない……。初回で過去の“仕事ができないエピソード”が1つも描かれなかったのが悪夢の始まりだと思うのですが、この内容なら『ウチの夫は自信がない』とか、『ウチの夫はスマホを忘れる』とか、『しょんぼりクン』とか、『がっかりクン』とかのほうがぴったりです。それとも、内容で仕事のできなさを描かないのは、タイトルで説明してるからいいだろってこと? いや、ダメだろ。

 といいつつ、錦戸くんのしょんぼり顔を見るだけでも価値がある『ウチの夫は仕事ができない』。次回こそ、「主人公って仕事できないなあ。でも、にくめないなあ」という気持ちにさせてください。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)