自分と似た人が好き or 正反対の人が好き…各タイプを心理学的に分析

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中島裕翔さん主演の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』のDVDが、今月リリースされました。

中島さん演じる亮太は無口でネガティブ、新木優子さん演じるヒロインの小春は明るくてポジティブ。正反対の二人は、高校生の頃に出会って付き合います。

円満な関係が続くと思いきや、突然小春に別れを告げられる亮太。一旦は受け入れるも、どうしても小春を忘れられず、復縁を迫ったけれど答えはNO。実は小春にはあるつらい秘密があって…。

■理想と現実は違う


人は、常に他者や他人との関わり合いの中で生活を築いています。
どんなに「一人が好き」と思っている人でも、気の合う誰かと感動や喜びを分かち合いたいという気持ちは多少なりともあるわけで。

そのため、「一人になりたくない」と思う人はもちろん、孤独を愛する人も、恋愛や結婚を通して得られる満足や幸福感を(程度の違いはあれど)求めています。

でも、このような満足や幸福感は自分とぴったり歯車が合う人でないとなかなか得られにくいんですよね。
そして、自分の理想や希望に適った人と歯車が合う人が、一致するとは限りません。

今回は、自分と似た人を好きになるタイプと正反対の人を好きになるタイプ、それぞれを心理学的に分析します。
あなたは、どちらに該当するでしょうか?

■自分と似たタイプを好きになる


似たタイプを好きになる人は多くの場合、自分の特徴や現状を認識し、それをきちんと受け入れています。

特徴・現状が近しい相手といると、たくさんの時間や言葉を用いることなくわかり合えて、気詰まりなくリラックスした関係を築けるのです。

自分はどういう人間なのか、と考えたとき、「自分らしさ」を好意的に受け止めている、自分という人間を好きと思える人はシングルでいたとしても満足も幸福感も得られます。

さらに、自分と似たタイプの人と一緒にいることでお互いの類似点が見出され、それらを承認し合うことで互いに自己愛が補強されるんですね。

このように自分への満足感を増やしたい欲求が強い人は、自分と似たタイプに惹かれるのです。

■正反対のタイプを好きになる


一方、正反対のタイプを好きになる人の多くは、自分に対して不完全感を抱いています。

おとなしい人は快活なタイプに対して、また騒がしい人は落ち着いた人に対して、羨望や憧れを抱くことがあるでしょう。
自分と異なる性質・性格・気質を持つ人をうらやましく思うのは自然の心理です。

ただ、自分に劣等感やコンプレックスがある場合、そのようなプラスの感情ではなく、例えば一緒にいるだけで引け目を感じるといった、ネガティブな気持ちになることも。

そこから反発や嫌悪といった心情が生まれるのですが、人の心理というのは不思議なもので、このようなネガティブな感情は両極的な感情をも生み出します。

その結果、「苦手なはずなのに気になる」「無視したいのに惹かれる」といったアンビバレンツな状態になるんですね。

こういった正反対の相手が恋人や伴侶として受け入れてくれることで、劣等コンプレックスが解消されることもあります。
解消という心理的報酬が、相手への強い愛情や執着に還元されていくのです。

■まとめ


自分と似た人を好きになるケースと、自分と正反対の人を好きになるケース、それぞれの違いをご理解いただけましたか?

自分の過去の恋愛を振り返ってみたとき、どちらのタイプが多かったでしょう。
その分析によって、あなたが自分自身の評価をどのように受け止めているかが見えてきます。

恋愛はもちろん相手あってのことですが、愛情の陰には気づかぬ自己認識が潜んでいるもの。
過去の恋愛を通して、あなた自身のタイプを見つけてみてくださいね。

ライタープロフィール


黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜〜中今の詩〜