株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

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 常に最新の情報をアップデートし続けるマネー本。その数は爆発的に増え続けているが、流行りを押さえているからといって、すべてが役に立つわけではない。まずは、最低限押さえておくべき、基本中の基本と言える本から。カネのスペシャリストたちが選んだのは、下の4作品。

・株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
(足立武志/ダイヤモンド社)定価:1836円
公認会計士かつ個人投資家の著者が、会社四季報、決算書をフル活用した銘柄の選び方を中心に、買い時、売り時まで徹底解説!

・巨大投資銀行(上・下)
(黒木亮/角川文庫)定価:864円、843円(上・下)
バブル経済崩壊から今日に至る経済の激変期と、米・日金融戦争の攻防を、圧倒的なリアリティと迫力で描く経済小説。

・ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質(上・下)
(ナシーム・ニコラス・タレブ/ダイヤモンド社)定価:上・下とも1944円
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自在に駆けめぐり、人の思考の限界・欠陥を解き明かす。

・ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の心理 原著第11版
(バートン・マルキール/日本経済新聞出版社)定価:2700円
全世界で読まれる投資バイブル最新邦訳。低金利に負けない方法としてインデックスファンドへの投資を指南。

「『ファンダメンタル投資の教科書』は外すことのできない名著。成長株や割安株の探し方など、会計士で投資家である足立氏が詳細に解説した名作です」(投資家/ブロガー・auto-ts.net管理人)

 悪路を切り抜ける王道の投資術だけでなく、市場を揺るがせた現象そのものを描いた作品『ブラック・スワン』も大きなインパクトを残した。

「不確実なことが突然起こる、というこれまでの延長にはないことをどう考えるか。このテーマを『ブラック・スワン』という象徴を通して説明した作品です。社会現象や投資、予測やリスクについて考える際、大切だけど忘れがちなことをあらためて認識させられました」(書評家・こばやしただあき氏)

 大きな転換点にいたるまでの背景は、フィクションだからこそ描けるケースもある。その象徴と言える作品が、プロのアナリストをも唸らせた『巨大投資銀行』だ。

「黒木氏の著作はどれも読み応えがありますが、この著書はダントツ。‘80年代から‘00年初頭の実際の金融情勢が舞台となっており、まるで金融史を読んでいるような感覚になりました」(フィスコ マーケットアナリスト・田代昌之氏)

 マネー本は単に流行りを追っては使い捨てとなる、“攻略本”ではない。たとえば、マネーライターの堀聖人氏がお墨付きを与えた『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、‘72年の出版から改訂され続け、今なお読者から支持されている。

【auto-ts.net管理人】
システムトレード専門の投資家。独自でプログラムを組み、自動売買にて日本株・FX・米国株等に投資を行う

【こばやしただあき氏】
ビジネス書の書評メルマガ「知識をチカラに!」発行人。著書に『仕事のムダを削る技術』『1つのことを長く続けられる技術』など

【田代昌之氏】
フィスコマーケットアナリスト。新光証券(現みずほ証券)、シティバンクなどを経てフィスコに入社。MFTAの資格を保有

【堀 聖人氏】
お金の働き方を綴るマネーライター。株投資や外貨投資などお金に働いてもらう情報を随時発信。「お金が、働く。」サイト管理人

― このマネー本がスゴい ―