犬のワクチンアレルギーについて

愛犬を長生きさせる為にワクチンは必要なことです。ですが、我が家の愛犬はワクチンが打てません。それは、ワクチンアレルギーがあるからです。
我が家の愛犬のワクチンアレルギー体験談と、私が動物病院で体験した出来事について書いています。

愛犬の2回目のワクチン

我が家の愛犬が子犬の頃のお話です。家で生まれた愛犬は、初めてのワクチンの時は特に痛がることもなく、大人しくワクチンを受け、注射の後はケロッとしていていつもと様子は変わりありませんでした。
2回目のワクチンの時、愛犬の様子に異変がありました。注射の後は前回と同様ケロッとしていたのでそのまま家に帰りました。
しかし、注射を打って数時間後、何故か落ち着かずウロウロしはじめ、しきりに体を掻いています。様子がおかしいと思い顔をみたら、アッと言う間に顔が2倍ぐらいに腫れ、目が開かないぐらいになってしまいました。
顔や全身が痒いのかずっと顔を擦り付けていたので、すぐにワクチンを打ってもらった病院に電話し連れて行き、アレルギー止めの注射を打ってもらい、症状は数分後に治まりました。
1年後、ワクチンの追加接種の時期がきました。今回は、ワクチンの種類を変え、注射を打つ前に副作用止めの注射を打ちました。
それでも、顔は腫れませんでしたが、嘔吐や下痢を数日繰り返したのでそれ以降は先生と相談し、ワクチンを打つことは諦めました。

ワクチン後急変したダックス

以前勤めていた動物病院で経験した出来事です。その子は1歳のダックスで、子犬の頃ワクチンを打って何も無かったので同じワクチンを打ちました。ワクチンを打つ前からワンワン吠えている元気な子で、診察台に乗せられていても元気よく尻尾を振っていました。体温や体重測定一般状態を先生が確認し、問題なかったのでワクチンを接種しました。
ワクチン接種後もワンワン吠えていましたが、急にフラッと倒れ意識を失いました。意識は全くなく、血圧も下がり歯茎の色は真っ白になっていました。
先生が緊急の処置を行い、数分後立ち上がりましたがあっという間の出来事ですごく怖い経験をしました。

夜間救急にきた子犬

以前動物の夜間救急にいた時のお話です。
「ワクチン接種の後、子犬がぐったりしている」と連絡がありました。
すぐに連れてきてもらいましたが、車で1時間ぐらいかかり病院に到着した時にはすでに亡くなっていました。
お話を伺うと、診察時間ギリギリぐらいにかかりつけの病院でワクチンを打ってもらい、そのままキャリーに入れて帰宅したそうです。
途中コンビニに立ち寄り、家に帰ってキャリーを開けたら子犬はぐったりしていて、かかりつけの病院にすぐに電話しましたが、診察時間外なこともあり電話が繋がらなかったとのことです。近隣の病院にも電話しましたが、何処も診てもらえず1時間近くかかる夜間救急にきたとのことでした。
処置が早ければ救えた命です。もし、ワクチンの後すぐにキャリーに入れず様子を見ていれば、すぐに異変に気がついたはずです。
診察時間ギリギリだったこともあり少し焦っていたのかもしれませんが、病気を予防する為のワクチンで命を奪われた子犬が可哀想でやるせない気持ちになりました。

最後に

犬のワクチンアレルギーはごく稀な症状です。
特に命を奪うようなアナフィラキシーショックは、何万頭に1頭ぐらいの確率です。
我が家の愛犬のアレルギーは軽度のアレルギーですが、もし首が腫れてしまっていたら呼吸困難で危ない状態になっていたかもしれません。重度のアレルギーの場合でも処置が早ければ、命の危険はありません。
稀な症状なのでワクチンを怖がることはありませんが、注意が必要です。

ワクチン接種後は5〜10分は待合室で愛犬の様子をみるといいでしょう。何かあればすぐに先生に相談して下さい。
ワクチンを打つのは午前中の方がいいと思います。もしアレルギーが起こった場合、夜の診察時間外だと診てもらえないことがあります。
ワクチン接種後数日は、出来れば安静にしてあげて下さい。いつも落ち着いて寝ているベットやゲージに入れて、静かに休ませてあげて下さい。

愛犬を病気から守りたいから打つワクチンは、飼い主として大切な愛情の一つだと思います。
ワクチンのアレルギーは数万頭に1頭の確率なので怖がる必要はありませんが、こんなことも起きることがあると知っておくことが大切です。