木村佳乃演じる美代子は娘・みね子からの手紙で夫の消息を知る(C)NHK

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 女優の木村佳乃(41)がNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」(月〜土曜前8・00)にヒロイン・谷田部みね子(有村架純)の母・美代子役でレギュラー出演。29日放送の第102話で、茨城から出稼ぎに向かった東京で行方不明となった夫・実(沢村一樹)が記憶を失っていたことが明らかになったが、自身も昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で主役・真田信繁(堺雅人)の姉・松を演じ、行方不明と記憶喪失を“経験”。第18週(31日〜8月5日)で美代子はいよいよ実と再会するが「実さんは2年間も他の女性と暮らしていたわけですから、いろいろな感情が押し寄せてきました」と美代子の困惑する気持ちを代弁した。

 明るくおしゃべりで、ちょっとおちゃめ。それでいて、農作業のかたわら洋裁の内職にも精を出す働き者でもある美代子。木村は美代子に対して「いい奥さんで、いいお母さん。働き者で自分を置いて家族のためにっていう感じの明るい人」と印象を抱いたといい「本当に幸せで、旦那さんに愛されて、かわいい子どもを3人も授かって、お舅さんも優しいですよね」と笑顔で語った。

 しかし、夫の実が東京へ出稼ぎに向かったきり行方不明となり、美代子を取り巻く状況は一変。娘のみね子が東京で運命的に実と再会を果たしたものの、実は記憶を喪失しており、さらに2年もの間、人気女優・世津子(菅野美穂)と暮らしていたことも明らかになった。父親が自分や家族を忘れていたことにショックを受けたみね子から手紙を受け取り、実に会うために東京へと向かった美代子。第18週の放送では、ついに美代子が実と2年半ぶりの再会を果たす。

 再会への思いを問われた木村は「パッと実さんが目に入った時はうれしかったですよ。でも、生きていてくれてよかったってうれしい気持ちと同時に現実が押し寄せてきて。2年間も世津子さんと暮らしているわけですから、複雑な感情が出てきました」と思いを吐露。「考えたくないことも考えちゃうし、美代子の女性としてのプライドもあります。全く自分のことを覚えてないわけですから、実さんは世津子さんのところに残りたいって言うかもしれない…。いろいろな感情が押し寄せてきました」と美代子の気持ちを語った。

 脚本を担当する岡田惠和氏(58)から昨年の撮影開始前に大まかな展開は伝えられていたというが「世津子さんと実さんとみね子との4人のシーンが15分のうち13分あったんですよ。オープニング曲を除くと全部そのシーンみたいです。それを長回しで撮りますので、セリフを覚えるのが大変でした」と撮影を振り返って苦笑いを浮かべた。

 木村は昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で主人公・真田信繁(幸村)の姉である松を好演。松もまたドラマ中盤に行方不明となり、一時的に記憶を喪失した。「真田丸」と立場が逆転することには「ホントだ。全然忘れていました!」と驚いた表情。「あの時は(敵兵に)追いつめられて琵琶湖に落ちて、記憶がなくなって。確か、(長澤)まさみちゃん(が演じたきり)のかかとがガサガサで記憶が戻ったんですよね」と懐かしそうに笑った。

 木村が語ったように松は記憶が戻り、夫・小山田茂誠(高木渉)とともに再び暮らすことに。その2人の微笑ましいやり取りが「バカップル」とネット上で反響を呼び、人気を博した。木村は美代子の実に対する気持ちを「大好き。心底惚れ抜いている」と熱弁。果たして美代子と実の2人、そして、みね子を待ち受ける運命とは――。物語が佳境に入り、盛り上がりを見せる中、尻上がりに視聴率を上昇させている「ひよっこ」。その展開と、複雑な気持ちを抱いた妻を演じる木村からますます目が離せなくなりそうだ。