すべてのはじまりは1982年、19歳のとき。高校時代の仲間とキャンプをしようと集まって、この写真を撮ったのだ。

「また集まろう」、こんなありがちなセリフ。ざっくりすぎて誰も本気にせず忘れ去られ、実現しないことの方が多い。でも、それを彼らは知っていたのかもかもしれない。

5年後、再び彼らは、また同じ写真を撮ることを決めた。

そうして1987年(24歳)

「おい、前は麦わら帽子じゃなかったんじゃない?」
「いや〜、あの帽子もう見つからなくてさ」

1992年(29歳)

「忙しすぎて日焼けする暇なんてないよ。みっともないから服着ようぜ」

1997年(34歳)

「お揃いの色ってのもわるくないよな?」

「脱いだほうがしっくりくるな」

2002年(39歳)

「いくらビンがないからって、これはひどい(笑)」
「俺も、白い帽子見当たらなかった…」

2007年(44歳)

「お前らだけペアのTシャツか」
「奇数だからな仕方ない」

2012年(49歳)

「今年は、結構日焼け行けたかも」

2017年(54歳)

「よし、15年ぶりに脱ぐか!」

あの日からなんと35年。彼らは5年おきに、1982年と同じ日に休みを取り、同じ場所、位置、表情、同じ種類の小道具を持って、写真を撮り続けた。

「これだから親友っていい!」、と言いたくなる彼らの写真は、多数のメディアに取り上げられ、思った以上の反響だったそう。

SANTA BARBARA NEWS-PRESS』の過去のインタビューでは、笑いながらこう答えている。

「もはやキャンプのためではなく、この写真を撮るために集まっている。この日に合わせられるように、仕事終わりに徹夜で車を運転もするし、飛行機が欠航になっても、必死でここにくるよ(笑)」

スクロールしてよく見てみると、体の角度まで細かく意識していることがわかる。最初の写真を撮るのは30秒だったのに、今年は特に"忠実な再現"を意識して、30分をかけ6,7回撮り直したのだとか(笑)。

これからはもっと、クオリティにこだわっていきたいのだそう。次は2022年、さらに円熟味が増すであろう彼らの写真が、なぜかこちらまで楽しみでならない。

Licensed material used with permission by John Wardlaw,(Facebook)