田舎嫌いで30歳まで日本酒を飲まなかった東大卒エリートが、酒蔵に革命を起こしている理由

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みなさんは、日本酒に対してどんな印象をお持ちでしょうか。あっさりして飲みやすい、オシャレ、ちょっとおじさんっぽいかも…。

人によってさまざまかもしれませんが、現在は「日本酒ブーム」が到来しているともいわれ、特に若者や若い女性の間で人気が再燃してきています。

その立役者の一人で日本酒新時代の先駆者とも称される、秋田県にある新政酒造代表の佐藤祐輔さんによるロングインタビューが、IBMのWebメディアMugendai(無限大)に掲載されていました。東大卒、元ジャーナリストという異色の肩書きを持つ佐藤さんは、日本酒業界に何を巻き起こしているのでしょうか。

クリエイティブと原点回帰。日本酒造りを伝統文化へ

新政酒造が日本酒業界に「革命」を起こしていると言われるわけは、奇抜で新しいアイデアの実行というより、むしろ「原点回帰」にあります。たとえば、江戸時代の製法を復活させたり、熟成タンクに昔ながらの杉桶を用いたりといった取り組みです。

佐藤さんいわく、日本酒造りは高度経済成長期にかけ、米、麹、水以外のものを使用した手法が広まったため、日本酒造りに食品加工業的なイメージが付いてしまった可能性があるとのこと。これを再び伝統文化として復活させるために奮闘しているというわけです。

一方で、これまでの常識にとらわれないのも新政酒造の特徴です。以下は新政酒造が発売している「ナンバーシックス」というお酒ですが、とても日本酒のラベルには見えませんよね。

Image: Mugendai(無限大)

酒蔵を継ぐ気はさらさらなかった。運命を変えた2つの日本酒

東京大学文学部卒業後、ジャーナリストをしていたという異色の経歴を持つ佐藤さん。1852年に創業された酒蔵の長男でしたが、事業を継ぐ気はさらさらなく、それどころか30歳を過ぎるまで日本酒を飲んだことすらなかったそう。

そんな佐藤さんを変えたのが、静岡の「磯自慢」と愛知の「醸し人九平次」というお酒。この出会いにより、すっかり日本酒の「マニアックなファン」になってしまったという佐藤さんは、「もしかして地酒のコアなファン層は、プロレスまたは漫画とかアニメなんかのファン層と似ているかもしれません」とも語っていますよ。

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Image: Mugendai(無限大)

他にも、地元の秋田県を「田舎だから」という理由で大嫌いだったこと、無農薬での日本酒造りへのチャレンジ、日本酒が目指すべき方向性など、読み応えたっぷりの佐藤さんのロングインタビューは、Mugendai(無限大)よりぜひ続きをお楽しみください。

新政酒造・佐藤祐輔が描く10年、100年先を見据えた日本酒の未来 | Mugendai(無限大)

Image: Mugendai(無限大)