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7月26日、水曜日のカンパネラが『水曜日のカンパネラ ワンマンライブツアー 2017 〜IN THE BOX〜』の東京公演を開催した。

【ライブレポート】

朝から降り続いた雨が上がった新木場スタジオコーストにて、『水曜日のカンパネラ ワンマンライブツアー 2017 〜IN THE BOX〜』の東京公演が行われた。金属的な装飾が客席のいたるところに施された会場で、満員の観客は今か今かとスタートを待ちわびていた。

ライブの開始を告げる、波のプロジェクションマッピングが会場中に映し出されると歓声が上がる。ステージには両サイドから大きな幕がかかっておりわずかにステージ中央から光の筋が溢れている。幕開けの曲となった「ゴッホ」は、1stアルバム『クロールと逆上がり』に収録されている楽曲で、幻想的なアレンジとなっている。楽曲が進み、両サイドの幕が開くとステージセンターには生命の樹のような巨大なオブジェが出現する。続いて、最新曲「嬴政」を披露。刻むビートに会場の温度も徐々に高まっていき、コムアイも答えるように高らかに歌いあげる。

「最後まで踊り狂って楽しんでいって!」と言って披露したのは「チャップリン」。会場の至るところから放たれたサーチライトが会場を駆け回る。続く「オードリー」では、サビで会場全体から手拍子が巻き起こり、観客もノリノリに。「メロス」では、夕日のように照らされた会場の中で“走り出せメロス どうせこれが最後”と力強く歌う。力強さの中にどこか感じる哀愁的な歌詞を、会場の雰囲気とコムアイの声が引き立てる。

「バク」では、SEとともにステージの正面をすっぽりと覆ってしまう巨大な幕が登場。曲にのせて色がコロコロと変わりながら波打つ幕に踊るコムアイの影が映し出される。会場全体がその光景に見入っていた。やがて振り落とされた幕はコムアイが会場後方に率いて、客席全体を覆い、大海原のごとくうねる。

次の曲「ウランちゃん」では、客席中央に登場した巨大なミラーボールの真下でお立ち台に立ち、激しく刻むビートに体を揺らすコムアイ。手を伸ばす観客の上で歌う姿は、宙に浮いたまま歌唱しているように錯覚させる。お立ち台に腰を下ろすとそのまま「ユタ」へ。先ほど会場に広がっていた赤色世界と打って変わり、水中に挿す光のような世界の中で、コムアイも観客も激しく踊り狂う。続いて新曲「ピカソ」を会場下手に移動ししっとりと歌う。

その後はお立ち台を降りて観客の中に突入。この日初めてのMCでは、シンガポールに行くというお客さんに対し、「シンガポールはね、ハウパーヴィラがおすすめ」などフランクな会話を楽しむ。

「ライト兄弟」では2階席に移動したり、客席を駆け抜けていく。「ツチノコ」でお立ち台へ戻ると、曲に合わせ華麗に舞う。ライブでも定番となった「シャクシャイン」になると、大合唱が起こりこの日いちばんの盛り上がりをみせた。間髪入れずにスタートした「世阿弥」では、静かに始まるイントロからサビに変わると、抑圧された感情を放出するかのように会場全体が一気に盛り上がっていく。

「坂本龍馬」に続き「桃太郎」では、豆まきのごとく東京土産を次々に客席へ投げ込んでいく。そしてウォーターボールの中に入り、客席をゴロゴロと転げまわる。観客の熱量が高く、いつにも増してコムアイの入ったボールが跳ねているように見える。

本編終了後、アンコールの拍手に応えて登場したコムアイは、今回のツアーで関わっている様々なスタッフに感謝を込めて、と「一休さん」を披露。ステージ上のオブジェによじ登り、「一休さん ありがとサンキュー」と軽やかに歌う。歌詞にもミラーボールが登場する「世阿弥」では、巨大ミラーボールの光に会場中が包まれる。曲の途中で、天井から吊るされたロープにまたがり客席の頭上でブランコのようにゆらゆらと揺れると、観客から驚きの声が上がった。

客席に設置された脚立の上に立ったコムアイが、徐々に光に照らされていくと、この日ラストの楽曲「マルコ・ポーロ」のイントロが響きわたる。歌いながらコムアイは、花を持ちゆっくりゆっくりと踏みしめながら観客の渦の中を歩き、光が煌々と照らされた扉の中へ消えていきライブは終了した。

終演後のSEで響き渡るひぐらしの鳴き声が、どこか切なくライブの余韻に浸らせた。何かの神事を目の当たりにしたような衝撃と、これでもかと水曜日のカンパネラが表現する美しい世界を見せつけられた満足感の高いライブだった。

残すところ、8月18日の沖縄公演を残すのみとなった『〜IN THE BOX〜』ツアーだが、追加公演として台湾での2公演のライブも決定。それぞれ10月13日に台北・Legacy TAIPEI、10月14日に台中・Legacy TAICHUNGで行われる。16公演の日本ツアーを経て、台湾のファンをどのようなパフォーマンスで魅了するのか期待が高まる。

<セットリスト>

1.ゴッホ

2.嬴政

3.チャップリン

4.オードリー

5.メロス

6.バク

7.ウランちゃん

8.ユタ

9.ピカソ

10.ライト兄弟

11.ツチノコ

12.シャクシャイン

13.世阿弥

14.坂本龍馬

15.桃太郎

アンコール

EN1.一休さん

EN2.アマノウズメ

EN3.マルコ・ポーロ

PHOTO BY 横山マサト



リリース情報



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http://gogowednesday.com/

水曜日のカンパネラ OFFICIAL WEBSITE

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