モデルプレスのインタビューに応じた山崎賢人(提供写真)

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【山崎賢人/モデルプレス=7月28日】荒木飛呂彦氏の人気コミックを実写化する映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開/三池崇史監督)で主人公の“ジョジョ”こと東方仗助を演じる山崎賢人(22 ※「崎」は正式には「たつさき」)。今や日本の映画界に欠かせない存在となり、座長として大きな作品を背負うことも多い中、同作の平野隆プロデューサーはその姿を「他の役者みんなが彼を支えたくなる。みんなが担ぐ神輿の上で彼が見栄を切っているかのような、新しい形の座長」と語った。同作では伊勢谷友介(41)、山田孝之(33)、岡田将生(27)ら名だたる実力派の中心に立った山崎。モデルプレスのインタビューで、その心境を語った。

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◆誰もやったことのない「ジョジョ」実写化―「迷いを見せたらダメだ」


「ジョジョ」という国民的ビッグタイトルの実写化にあたり、物語の舞台となる杜王町(もりおうちょう)の撮影はスペイン・シッチェスで約1ヶ月間にわたるロケが行われた大作。今作を通じて成長を感じた部分について聞くと山崎は「全部」と即答。

「全部。本当にそうなんです。こうしてCGのたくさん入った大作やアクションも初めてだったので、そういう作品にどう切り込んでいったらいいのか、自分がどうしたらいいのかということを学びましたし、先輩方はもちろん、同世代で頑張っているキャストのみんなとも一緒にできて本当に刺激をもらいました。それと、海外に1ヶ月以上滞在して撮影するというのも経験としてすごく学ぶものがあったと思います。自分の家に帰ると、また普段の暮らしに戻って『あ、前の作品の台本だ』とか思ったりして(笑)。スペインではそういうこともなく、常に『ジョジョ』のことを考えていられたし、『ジョジョ』の世界を表現するために見慣れた景色ではない場所に行き、杜王町を作っていくことに意味があったんだなと思います」

最近は青春もので同世代と共演する機会が続いていたが、今作は年齢もキャリアも上の役者に囲まれる現場に。

「もちろんプレッシャーはありましたが、それよりもこれだけの先輩方に支えられて、この『ジョジョ』という作品をみんなで作れるんだという安心感のほうが大きかったです。孝之さんも伊勢谷さんも三池組をやられてきた方なので、本当に心強かったですし、現場に入ってからも色んなお話をしていただきました。将生くんもすごく優しくて、色々なことを気軽に話せる先輩です。孝之さんと将生くんは会ったことがなかったんですけど、同じ事務所ということで、存在は気にかけてくださっていたみたいで。お話をすることができて嬉しかったです」

劇中で仗助と死闘を繰り広げるアンジェロ役の山田からは特に演技のアドバイスを受けることが多かったといい、昨年9月に大々的に催された制作発表会見の裏ではこんなアツい出来事も。

「孝之さんは記者発表の時にお会いしたのが初めてだったんですけど、その時に僕がすごく緊張しているのを見て、背中を叩いてくれて。“俺で言う『クローズ』みたいな作品になるから、頑張れ”って言ってくれました。すごくかっこよかったです」

仗助と血縁関係で共に戦う承太郎役の伊勢谷とは、男同士で“人生について”語り合った。

「この仕事をやる上での生き方みたいなことをすごく教えていただきました。伊勢谷さんのスタンスや生き方が本当にカッコイイと思ったので、そういう方が仗助を導いてくれる承太郎さんとして居てくださるのは、自分にとってすごくありがたかったです。リアルな関係性が役柄に重なっていく部分が大きかったと思います」

同時に、支えとなったのは神木隆之介(24)や新田真剣佑(20)ら同世代の存在。撮影以外でも長い時間を共に過ごし、気の置けない仲間になるまでの過程を嬉しそうに語る。

「りゅうは本当に、自分が子供の頃からテレビをつけたら居たような存在。大先輩です。むしろ年齢不詳な感じ(笑)。やっぱり器用だし、現場では“神木くんがいる”っていう安心感がありました。まっけんは、めっちゃおもろいっす!(笑)アメリカ育ちで、めっちゃ英語うまくて…ストイックだし、体づくりの栄養面とかもすごく知っている。現場では本当に億泰そのものでした。3人で夜ご飯を一緒に食べに行くことも多くて、そんな時は明日の撮影の話をしながら“次の休みはサグラダ・ファミリア行こう!”みたいな計画を立てたり。それと、りゅうは将棋にすごくハマっていて、将棋盤を持ってきていました。将生くん含め、みんなで将棋バトルをして。やっぱりりゅうが一番強かったです(笑)」

そんな和気あいあいとした間柄でも、ひとたび現場に入れば役者と役者のぶつかり合い。芝居について何か相談し合ったりすることはなかったとか。

「だって『ジョジョ』をやるのは全員初めてのことだから。自分が悩んでいる感じを見せちゃうと、みんなが不安になるんじゃないかなという風にも思ったので。現場では自分との戦い。キャストのみんなには、迷いを感じさせてしまったらダメだと思いました」

◆山崎賢人がまだ“やったことないこと”は…


そんな言葉からもわかるように、素直で柔軟な性格、そして演技に対するストイックな姿勢こそが、冒頭のプロデューサーの「他の役者みんなが彼を支えたくなる」という言葉につながっていく。来年にかけては、福田雄一監督によるコメディ『斉木楠雄のΨ難』、推理小説が原作の『氷菓』、三浦友和と初共演する『羊と鋼の森』などが続き、「本当に今までとはちょっと違ったジャンルに挑戦できていて面白いです」と充実の表情。ジョジョにまでなってしまった今、「やったことないことは?」と聞くと「いっぱいありますよ!」と笑った。

「刑事でしょ、医者でしょ、探偵でしょ、マフィアでしょ、フリーターでしょ…ロードムービーもやったことない。やりたいことは、まだまだいっぱいあります!」

そんな未来に胸を躍らせ、多忙を極める日々。なかなか長期休暇の実現は難しそうだが、今は「夏休みに何をしようかな?って予定を立てるのが楽しい」とバカンスにも思いを巡らせていた。(modelpress編集部)

<山崎賢人の事件簿 inスペイン>

【事件1】肉とパスタがおいしすぎて…!?

仗助の役作りとして、ベンチプレスや腕立て、懸垂、スクワットなどで体を大きくしてからスペインロケに臨んだ山崎。毎日おいしいグルメを堪能するために、現地でもトレーニングを欠かさなかったとか。「ステーキとパスタばっかり。たまに日本人の方がいる日本食屋さんに行くこともあったんですけど。身体の調整のために筋トレして、走っていました」

【事件2】最終日、お土産ゲットに向かうも…!?

1ヶ月にわたる滞在中、ビーチでのんびりしたり、観光を楽しむこともできたよう。ところが、長期間の海外滞在が初めてだっただけに、少々時間配分に失敗!?「最終日にお土産を買おうとしたら、時間が早かったからかお土産屋さんが全部閉まっちゃってた(笑)。ずっといるから後で買えばいいや、って思っていたら本当に最終日になっちゃって…。次に海外ロケに行く機会があれば、お土産屋さんには早めに寄って買っておこうと思います(笑)」

■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年8月4日公開)


原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:三池崇史
出演:山崎賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介

<ストーリー>
平和な町を震撼させる連続変死事件――。1人の高校生が悪に立ち向かう!
<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。仗助は偶然、同じくスタンド使いであり、一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。果たして、仗助と町の運命は―?

■山崎賢人(やまざき・けんと)


1994年9月7日生まれ、東京都出身。「熱海の捜査官」(10/テレビ朝日)で俳優デビュー。『管制塔』(11)で映画初主演をつとめた。15年には『ヒロイン失格』『orange-オレンジ-』等のヒット作に主演し、16年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ほか『オオカミ少女と黒王子』(16)、『四月は君の嘘』(16)、『一週間フレンズ。』(17)、「デスノート」(15/日本テレビ)、「まれ」(15/NHK)、「好きな人がいること」(16/フジテレビ)。主演作『斉木楠雄のΨ難』『氷菓』が17年、『羊と鋼の森』が18年公開予定。

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