レアル・マドリードとのインターナショナルチャンピオンズ杯を控え、チーム練習に臨むFCバルセロナの(左から)ルイス・スアレス、リオネル・メッシ、ネイマール(2017年7月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグの新シーズン開幕はまだ数週間も先の話であるものの、すでにチケットが完売状態のエル・クラシコ(El Clasico)を今月29日に控えた米マイアミ(Miami)では、そんなことはお構いなしの状況となっている。

 35年ぶりの海外試合で、米国では今回が初めてとなるFCバルセロナ(FC Barcelona)対レアル・マドリード(Real Madrid)の伝統の一戦は、1982年にW杯(World Cup)直前のオフシーズンにベネズエラで開催されたものの、当時は注目度が低く欧州でさえテレビ中継がなかった。

 しかし2017年まで話を進めると、両チームの対戦は世界規模のイベントに様変わりしており、マイアミの熱狂的サッカーファンをくぎ付けにしているほか、毎年恒例となっているインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)も、今後のスポーツカレンダーに定着することになっている。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは大々的な中継に取り組むため、記者や司会者ら総勢25人のスタッフを派遣。毎日放送している同局のニュース番組スポーツセンター(Sports Center)は、現地マイアミから中継される予定となっている。

 米プロバスケットボール(NBA)、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、北米アイスホッケーリーグ(NHL)がシーズンオフを迎えている中、これ以上ない絶好のタイミングで行われる今回の試合のチケットは、すでにソールドアウトとなっており、現在ブラックマーケットでは900ドル(約10万円)の値段がついているが、マイアミの地元ファンが入手したのはそのうち30パーセントのみで、残りは全米各地と50か国で購入されているという。

 サッカー人気の高いメキシコ、カナダ、プエルトリコ、コスタリカ、そしてホンジュラスなどのサポーターが、最近改装されたばかりのNFLマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)の本拠地ハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)に乗り込んでくる一方で、マイアミの街自体もサッカー祭りのにぎわいに恩恵を受けている。

 マイアミのダウンタウンに位置するベイフロント・パーク(Bayfront Park)で28日に行われるファンイベント、カーサ・クラシコ(Casa Clasico)には、パトリック・クライフェルト(Patrick Kluivert)氏、フェルナンド・イエロ(Fernando Hierro)氏、カルレス・プジョル(Carles Puyol)氏らレジェンドが出席し、再びスパイクを履いて往年の名プレーを再現することになっている。

 さらに29日にはライブコンサートやDJのパフォーマンスが行われるほか、残念ながらチケットを入手できなかったファンや、この試合の独特な雰囲気を味わいたい人々のために、巨大スクリーンで試合の模様が中継されるという。

 旅行会社も「エル・クラシコパッケージ」という特別なプランを用意しており、観戦チケットとサウスビーチ(South Beach)の豪華ホテル宿泊を含めて値段は1泊750ドル(約8万3000円)からとなっている。

 現在プレシーズンの調整に臨んでいる両チームは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、ユベントス(Juventus)、そしてトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と同様に、この2週間は全米各地を遠征している。
【翻訳編集】AFPBB News