お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指す【脱貧困診断】。今回の相談は、川辺徳子さん(仮名・IT関連会社勤務・28歳)からの質問です。

「私も夏休みにハワイに行く予定です。前回この連載で、海外旅行へ持ち出す現金は最低限で、というお話がありましたが、海外でATMを使うやり方がわかりません。教えてください。日本と同じように使えるのでしょうか?」

前回に引き続き、独身アラサーOLの夏休みマネー術、海外旅行編を紹介。海外のATMってどのように使うのでしょうか。人気海外旅行エリアのハワイについて、森井じゅんさんに聞いてみましょう。

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ハワイはクレジットカード文化が浸透

相談者さんはこの夏、ハワイに4泊6日の観光旅行に行くとのこと。前回、「持ち歩く現金は最小限に、使えるところではクレジットカードで」と書きました。

とは言っても、現地で現金が必要になった場合はどうするの? という気持ちはわかりますし、日本と同じようにATMがあっても、同じように現金を引き出せるのか、と心配になるのも、初めての海外旅行であれば、当然ですよね。

まず、どんな時に現金が必要になるのか考えてみましょう。

ハワイでは、コンビニでも通常クレジットカードが使えます。

「クレジットカードは高額な買い物をする場合など、特別なときに使うもの」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、現地ではペットボトル飲料を1本買うだけでもクレジットカードが使われます。

オアフ島のワイキキ周辺では、カードを使えない店を探すのが難しいくらい、クレジットカードが普及しています。現金しか使えないのは、タクシー代、屋台や露店、ルームサービスを利用した場合などのチップくらいでしょうか。

カードで支払えても、レストランなどのチップは現金でテーブルに置いていくんでしょう?と思っている人も多いと思いますが、クレジットカードを利用できるお店であれば、チップも会計時にクレジットカードで払うことができます。

現地通貨が必要になったら、ATMでクレジットカードのキャッシングを利用

それでも現地通貨が必要になったら、ぜひATMを利用してみてください。ハワイ現地のATMを使ってドルを引き出す場合、一番のおすすめはクレジットカードのキャッシングです。

日本円をドルに両替することは空港やホテル、街中にある両替所などでもできます。しかし、両替の手数料等を考えると、ATMでクレジットカードのキャッシングを利用するのが、一番コストが低くなる可能性が高くなります。

自身のお持ちのカードを確認してみてください。銀行系、交通系、デパート系など、どこのクレジットカードであっても、カードにVISAやMastercard、JCBなどのロゴがあれば、キャッシング機能付きになっています。また、不安があれば、渡航前に、キャッシングの利用が可能かどうか、金融機関に問い合わせてみてください。

また、キャッシングを利用すると、毎月のショッピング枠は小さくなります。自分のクレジットカードの利用限度額も確認しておきましょう。

クレジット機能に抵抗がある人は、国際キャッシュカードやデビッドカードを利用しても

両替コストが安い可能性があるとはいえ、クレジットカードやクレジット機能に抵抗がある人もいるでしょう。そういう場合は、国際キャッシュカードやデビットカードの機能を使うのはどうでしょうか。海外のATMから、自分の日本の銀行口座の現金を引き出すことができます。

手持ちのクレジットカードを見てみてください。裏面にPLUSマークがあれば、国際キャッシュカードまたはVISAデビットカードとして、海外のATMで口座から現金を引き出せます。

いずれの場合にも、海外での利用設定や引き出し限度額の設定がされているか、確認が必要です。

カード自体に機能が備わっていても、クレジットカードを作る際に、海外ATM利用の初期設定が0円に設定されていることも少なくありません。セキュリティー設定で海外利用ができるようになっているか、必ず確認してから旅に出てください。ネット銀行のデビットカードなどでは、オンラインで設定や確認もできます。

街中にあるATM、使い方は簡単

ハワイではいろいろなところにATMがあります。銀行はもちろん、ホテルやショッピングセンターやスーパー、なんと、道端にもあります。また、現金しか使えないところでは、なぜか近くにATMがあることが多いです。

ご自身のカードがVISAであれば、VISAロゴやPLUSマークのついたATM、MasterCardやJCBであればそれぞれのロゴやCirrusマークのついたATMキャッシングが可能です。ちなみに、多くのATMにはクレジットカードロゴだけでなく、PLUSマークやCIRRUSマークその他のマークがたくさんついています。

ATMでの引き出し方は、日本で普通にキャッシュカードを使う場合とあまり変わりません。日本語対応のATMもあります。しかし、日本語対応のATMでなくても基本的な英単語が分かれば、ガイダンスにしたがっていくだけ。難しいことはありません。

まず、カードを挿入し、「ENTER PIN」等の表示で暗証番号を入力します。「現金の引き出し」を意味する「WITHDRAWAL」を選択し、さらにクレジットカードであれば「CREDIT」、デビットカード利用で普通口座から引き出す場合には「SAVING」を選択します。そして、表示された引き出し金額を選択するか「OTHER」を選択し、自身で引き出したい金額を入力します。

注意すべき点は、引き出せる限度金額がATMにより違うということ。日本のように高額な現金を引き出すことはできない場合が多いです。また、引き出す紙幣は20ドル単位であることが多く、20ドルの倍数でしか引き出せないことも。また当然のことながら、暗証番号の取り扱いも慎重になってくださいね。日本の場合には、背後が見えるようにミラーがついていたりしますが、ハワイは「外国」です。お金を扱っているときは、いつも以上の注意が必要です。 

ハワイでは、現金しか使えないところには、ご親切にATMがあったりする。



■賢人のまとめ
ハワイでATMを使ってドルを引き出す場合、コストが低くなる可能性が最も高いのがクレジットカードのキャッシング。海外での利用設定や引き出し限度額の設定を事前に確認して、いい旅をしてくださいね!

■プロフィール

女子マネーの達人 森井じゅん

1980年生まれ。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。

一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。平成26年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行なっている。