米上院は27日、北朝鮮、ロシア、イランに対する新たな制裁を科す法案を圧倒的多数で可決した。賛成は98票、反対は2票だった。下院もすでに可決しているため、ドナルド・トランプ米大統領が署名すれば法案が成立する。

対北朝鮮制裁には原油の供給遮断、海外への労働者派遣の阻止、航空および海洋における制限措置などの内容が含まれている。

欧州企業も制裁対象に

またロシアに対する制裁には、ロシア政府のサイバー攻撃に関与した個人の資産凍結や、個人・団体によるロシアへの投資制限などが含まれる。

厳格に運用されれば、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン計画に参加する欧州企業が制裁対象になりかねず、広範囲に影響が及びそうだ。

露紙コメルサントによると、ロシアは米国による新たな制裁に対抗して米国人外交官35人を国外退去とするほか、米大使館の不動産を差し押さえる可能性がある。