テニス、ウィンブルドン選手権、男子シングルス決勝。表彰式でトロフィーを手にポーズをとるロジャー・フェデラー(左)とアンディ・ロディック(2009年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】今月22日に国際テニス殿堂(International Tennis Hall of Fame)入りを果たした元世界ランク1位のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏が、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)のテニスを目の当たりにするのは、スペインの画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が傑作を描いているのを目撃しているかのようだったと例えた。

 現在34歳のロディック氏は、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)を制した2003年シーズンをトップで終えるなど計13週にわたり世界ランク1位に君臨。キャリア通算612勝213敗、ツアー通算32勝の成績を残したロディック氏は、2012年の全米オープンを最後に現役を引退した。

 長年のライバルであるフェデラーとナダルについて、ロディック氏は「彼らのレベルは見ていて信じられない。まるでピカソを見ている気分になる」と語った。ロディック氏は現役時代、四大大会(グランドスラム)決勝で4度にわたりフェデラーの前に涙をのんだ。

 ロディック氏はまた、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)とヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)の姉妹と同じ時代を過ごせたのも非常に幸運だったと回想し、「セレーナが母親になるのが待ちきれないよ。2030年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)決勝でも2人がプレーするのを見たいね!」とコメントした。

 米ロードアイランド(Rhode Island)州ニューポート(Newport)で行われた今回の殿堂入り式典では、ロディック氏と同じくグランドスラム優勝経験者のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏をはじめ、パラリンピックの車いすテニスで計4個のメダルを獲得しているオランダのモニーク・カルクマンファンデンボッシュ(Monique Kalkman-van den Bosch)氏、テニスジャーナリストで歴史家のスティーブ・フリンク(Steve Flink)氏、そして革新的な指導者として知られ、2014年に85歳で亡くなった故ビック・ブレーデン(Vic Braden)氏が名を連ねた。

 現在34歳のクライシュテルス氏は2005年、2009年、2010年の全米オープンを制し、2011年には全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)で優勝するなど、合計20週にわたり世界1位に在位。キャリア通算成績は523勝127敗でツアー41勝を記録した。

 2012年に現役生活を終えたクライシュテルス氏は殿堂入りについて、「信じられません。過去に殿堂入りした方々や、2017年に殿堂入りした選手の仲間入りを果たすことができ、とても光栄です。全員がテニス界で素晴らしい足跡を残してきました」とコメントした。

 2007年に一度は現役を退くも、出産後にグランドスラム4勝のうち3勝を挙げたクライシュテルス氏は、復帰してからもう一花咲かせられるとは思っていなかったといい、「夢をかなえてくれたテニスに感謝します」とすると、自身の殿堂入りについては「恐れ多い経験」と称した。

 52歳のカルクマンファンデンボッシュ氏は、14歳の時にがんと診断され、下半身まひの生活を送ることになった。

 1984年のパラリンピックで卓球の金メダルを獲得した後、車いすテニスに転向して3個の金メダルを手にし、パラリンピックで2つの競技を制した史上初の女子選手となった同氏は、「信じられません。とても光栄です。心から誇りに思うと同時に、このテニス殿堂の一員になれて恐縮しています」とコメントした。
【翻訳編集】AFPBB News