パイナポーも入ってる? 大阪人が大好きなミックスジュースを追ってみた!

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他県民にとって、ミックスジュースと言えば、単にジュースのひとつの種類にすぎない。だが大阪府民にとってミックスジュースは特別な飲み物のようだ。どこに行っても出される飲み物で、おいしいからというだけでなく、大阪の重要な文化のひとつという感じ。7月27日の『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ・日本テレビ系)では、そんな大阪府民とミックスジュースの独特な関係に迫った!

商店街を取材すると、いかにも大阪のおっちゃんという風情の男性は、大阪のミックスジュースの魅力をこう言う。「コップに指入れたまま持ってくるおばちゃんおんねん、あれがまたええダシ出るねん」。うーん他県民にはわからないが、そんな風にざっくり作るからこそいいのだろうか? とにかく出会う人出会う人、大阪府民はミックスジュースをあって当たり前の、日常に欠かせない存在のように言う。

喫茶店でも飲むが、駅などのジューススタンドでもよく飲むと言う。ある大阪府民が「阪神梅田駅の改札に入る手前に、何十年やってる店があって、ミックスジュース一本でやってる」と力説する。行ってみると、確かに梅田駅にジューススタンドがあり、三つのジューサーはすべてミックスジュース! しかも一杯150円!

昭和45年からやっているジューススタンドで、いまも一日3000杯出ると言う。作り方を見てみると、バナナに缶詰めのミカンと桃、そして牛乳と砂糖と氷を入れ、ジューサーでかき混ぜるだけ。もちろんそのバランスが絶妙なのだろう。さてこの、大阪のミックスジュース発祥の店と言われるのが新世界の千成屋。ところがこの店が2016年に閉店になってしまいちょっとしたニュースになった。この千成屋を再興した男がいる。

それがなんと、この『ケンミンSHOW』が新世界でロケをする際に何度か出会った白附氏。スタッフが訪れると……「(ケンミンSHOWの取材が)遅いなとは思ってたよ」とジャブをかます。新世界で育った白附氏にとって、昭和23年創業の千成屋はあって当たり前の存在。「新世界は大人の街。だからこそ子どもも来たいねん。子どもたちの居場所が必要やねん」。そんな思いで、閉店した千成屋を復興させた彼の情熱は、ちょっと熱い気持ちにさせられる。

VTRが終わると、関西県民タレントを中心にスタジオがミックスジュースで盛り上がる。次長課長は「かさ増しミックスジュースというのもあります」「砕いた氷に大きな氷を何個も入れるので、4回くらい吸うとなくなっちゃう」と。その盛り上がりに負けじとピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王は「ミックスジュースと言えば頭の中ではアポーとパイナポーですけどね!」と明後日な方向のコメントでウケていた。

大阪の文化の一部と言っていいミックスジュース。次に行く時はぜひ、味わってみてほしい。なにしろどこに行ってもメニューにある。もし時間に余裕があれば新世界に足を向け、白附氏の思いの混じったミックスジュースを飲んでみるのもいいかもしれない。

【文:境 治】