今晩の第2四半期GDP発表に注目が集まる 7月28日のドル円為替

写真拡大

 7月27日13:00(すべて日本時間)には1ドル110円78銭の下値をつけるところまでドルは売られたが、その後は反発し、日付の変わった28日1:30ごろには1ドル111円71銭までドルが上昇、その直後1ドル110円96銭まで急落している。13:00の時点で1ドル111円10銭ほどである。今晩は米第2四半期のGDP速報値の発表を控えているだけに更なる大きな変動も予想される。警戒は必要だろう。

【こちらも】今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でリスク選好のドル買い優勢も

 7月27日21:30に発表された経済指標は強弱がまちまちだったが、注目すべきは6月耐久財受注額が+6.5%だったことだろう。前月が-0.1%だっただけに大幅な改善である。事前予想も+3.9%であった。こちらの結果が金融各社の成長予想を上方修正させる要因になっている。パリ国際航空ショーからの受注がこの大きな伸びの理由だ。除輸送用機器の受注額は+0.2%であり、こちらは事前予想の+0.4%を下回っている。今晩は21:30に第2四半期のGDP発表となるが、前回から比較すると大幅なアップが期待されている。前回の+1.4%に対して今回は+2.7%だ。昨日の耐久受注額の結果がさらに期待を高めることになっているが、はたしてどうなるのだろうか。仮に予想通りにGDPが上昇した場合、9月のバランスシート縮小開始はかなり現実味を帯びることになるだろう。12月ともいわれている年内のさらなる追加利上げの可能性も高まることになり、リスク選好でドル買いは再燃する。

 ドル売りの材料としては、ライアン下院議長が、税制改革案で国境調節税を断念したということ。さらにムニューシン財務長官が、為替操作国に対する対応が不十分だとして、通貨安誘導への牽制発言をしたことだろう。これらが原因となって、ドルは急落している。上院ではオバマケア法案廃止に関しても否決されており、トランプ政権の政策実行力は不安視されているだけに、今後の巻き返しが期待されている。北朝鮮の試射への警戒感は引き続いており、こちらの地政学リスクも忘れてはいけない。