米ホワイトハウスで「オバマケアの犠牲者」とされる人々の前で演説するドナルド・トランプ大統領(2017年7月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)米議会上院は28日、医療保険制度改革法(通称オバマケア、Obamacare)を一部限定で廃止する法案を賛成49、反対51で否決した。与党・共和党の一部議員が反対に回り、党内の亀裂があらわになる中、オバマケア廃止というドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の公約実現は遠のいた。

 否決を受け、トランプ大統領はツイッター(Twitter)に「共和党員3人と民主党員48人が、米国民の期待を裏切った」と投稿。「私が当初から言っていたように、オバマケアの内部崩壊を待とう。手を打つのはそれからだ」と続けた。

 緊迫感の中で深夜に行われた採決では、悪性の脳腫瘍と診断されたばかりのジョン・マケイン(John McCain)上院議員ら3人の共和党議員が反対票を投じた。

 採決後、上院共和党トップのミッチ・マコネル(Mitch McConnell)院内総務は「失望だ。失望しかない」と同僚議員らに語った。

 上院ではオバマケア廃止法案が相次いで否決されており、今回採決にかけられたのは、オバマケアのごく一部のみを廃止して大半の規定は判断を先送りにする内容で、「骨と皮ばかりの廃止法案」と呼ばれていた。
【翻訳編集】AFPBB News