KinKi Kidsの2人が7月27日放送のバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に初出演した。退院したばかりの堂本剛は突発性難聴の状態を聞かれると「そこまで治ってないですね」と率直に答え「だからこっち(左耳側)でボケられると全然無視する可能性がある」という。そちら側が立ち位置の堂本光一は「基本的に俺は無視されているんですよ」と笑わせた。そんな剛は「体は大丈夫。ご飯も食べてます」というので大きな音を避ければバラエティ出演などは可能なようだ。

番組は“ジャニーズ・若者の街調査シリーズ第3弾”と題して堂本光一が渋谷の街をリサーチする企画から始まった。平日午後4時、SHIBUYA109前に来た光一は「人が多いの嫌!」と腰が引けており「学校は? 仕事は?とか思ってしまう」と街の空気に馴染めないようである。

そんな彼が109に入り女子高生(JK)に人気の雑貨やコスメが揃うお店を訪れると、カフェスペースはほぼ満席だった。芸能人だと気づかれ「ヤバイ!」「俺がヤバイ!」とリアクションしあって、ファーストコンタクトは成功する。だが彼女たちがタピオカを飲んでいることを知って「学校帰りは買い食いしたらダメでしょ」と光一が指摘すると、「時代、時代」と受け流されてしまう。さらに「何歳から“おっさん”なの?」と聞くと「30歳」だというので、彼が38歳と明かしたところ1人のJKから「ママが38でタメ」と言われて驚いた。

芸能人の来店に盛り上がるなか、隣にいたJKから「剛って人?」と声を掛けられて「ハハハ、剛じゃねえよ」と力なく笑う光一。その15歳のJKと友人に無料でメイク直しができる人気スペースを教えてもらった。「ここで用意してくれてるから(メイク道具を)忘れてもできるじゃん」とタメ口で説明され、光一は「ああそう…」と複雑な表情で聞いていた。

その彼女たちに渋谷JKのたまり場という人気グルメスポットを教わり、3人で109から歩いて向かう。街中を歩きながら光一はJKに「ノリ上げて」「テンション上げて」「バイブス、バイブス」と指南される。ほどなくしてしゃぶしゃぶバイキングのお店に入るとJKを中心に若い女子で溢れており、驚いた彼が隣のテーブルにいたJK3人に「よく来るの?」と話しかけると「週一」というではないか。バイキングで肉に野菜やスイーツも食べ放題でリーズナブルな上に、肉が入った皿を積み上げて“肉タワー”とSNSにアップするのが流行りだという。

一緒に行ったJKから「写メ撮ろう」と3人で自撮りしたが、光一は反射的にうなだれるようにして顔を隠した。やはりジャニーズの姿は簡単には撮れないようだ。彼女が持っていたスマホに「なんで光ってるの?」と興味を持つと「盛れるから」だという。LEDライト付きのスマホケースなのだ。

他に流行しているものを聞くと「電球ソーダ」と返ってきた。「何?」と首をかしげると「え、ググったりしないの?」と言われ彼もムッとして「分からないことがあったら、ググったりするぜ」と意地になる。今度は光一から「そもそもインスタは何のためにやるの?」と逆に問い返した。

1人が「いっぱい自分のインスタが見られてるんだなって…」と答えるので「寂しいじゃん」と返せば、あながち的外れではないのだろう「寂しくない!」と表情を曇らせ、もう1人のJKも「ま、なんでもいいじゃん」と話題を変えようとする。それでも光一が「普通にしてみ、絶対可愛い」と話を進めると「じゃ、アドバイスして」というので「アドバイスしよか、そのメイクやめろ!」と本音をぶつけてみた。表情が固まった2人は「もう嫌いだわ〜」とバイブスも下がりっぱなしとなる。

機嫌を損ねた彼女たちは次の最新スポットを教えてくれたものの同行はしてくれず、光一だけで大行列のできるアイスクリームのお店に到着した。2時間半〜3時間待ちだというので「考えられん!」と呆れた光一。割り込むわけにもいかず、すでにアイスをゲットしたJKたちに「ちょうだい」とおねだりする。

自分のスプーンを持った光一に「食べますか?」と快く分けてくれたJKたちはメイクなしでタメ口を話さないタイプだった。光一も「おいしい」と気分よくアイスを食べさせてもらい和やかなひとときを過ごせたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)