「名刀はお金を出しても買えない・・・」日本刀は武士道の象徴であり、そして美しい。その理由は・・・=中国

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 その鋭い切れ味だけに限らず、美しい形の芸術的価値が世界中で認められている日本刀は中国でも人気がある。中国メディアの今日頭条は20日、「日本刀はなぜお金があっても買えないのか」という記事を掲載し、日本刀の魅力について論じている。
 
 華やかな装飾に驚異の切れ味を持つ日本刀だが、同時に武士道精神の象徴的な存在として独特の魅力を持っている。また、日本刀は武器ではあるものの、優美な造形と細かい装飾により、現代においては芸術品としても扱われている。
 
 記事は、日本が以前、国際オリンピック委員会の当時のサマランチ会長に日本刀を贈呈したことがあると紹介。「高額な日本刀だったため、てっきり日本刀には黄金や宝石がたくさんちりばめられていると思った」というが、「そうではなくて、日本刀はそもそもが高額な商品である」ことを伝えた。
 
 さらに、有名な日本刀については「お金さえ出せば、誰もが購入できるというものではない」とし、売り手が買い手の品格を考慮するため一般人はたとえお金をたくさん持っていたとしても、有名な日本刀を購入できないのだとした。
 
 また記事は、日本刀の製造過程についても記述している。「日本刀は複数の職人が半年がかりで製造される。ゆえに、1人の職人が1年間に製造できる日本刀は12-20本ほどである」ことを紹介。最後に記事は、「高級すぎて武器としては使えない」ことと、「伝統的な技法で製造されているゆえに、すぐに錆びてしまい、手入れが大変だ」というだけが日本刀の欠点として挙げたが、日本刀の造形の美しさを高く評価した。
 
 国宝級と呼ばれる名刀を再び生み出すことは不可能かもしれない。だが、精緻さを追い求める匠の心は今なお受け継がれている。武士道精神も同様で、本来は戦いと密接な関係があるが、信仰とする仁義や勇ましさ、礼節などは美徳として現代に受け継がれていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)