野党の呼び掛けで行われた48時間のゼネストの2日目に、ベネズエラの首都カラカスでマスクをかぶって封鎖された道路に立つ反政府活動家(2017年7月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】激しい反政府デモが続いているベネズエラで27日、野党側がニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領に対する全国的な抗議行動を28日に行うよう呼びかけた。デモ禁止を強化した政府に真っ向から対抗する形となり、さらなる暴力的衝突は避けられないとの見方も出ている。

 マドゥロ大統領は新憲法制定のための「制憲議会」を招集すると発表し、その構成員545人を選ぶ選挙が30日に予定されている。同大統領は、投票の妨害あるいは投票に影響を及ぼす恐れのある行為をした者は5年から10年の禁錮刑に処するという大統領令を出した。

 制憲議会選に反対して実施された48時間のゼネストの2日目に当たる27日、野党連合の民主統一会議(MUD)はツイッター(Twitter)で「現政権はデモの禁止を宣言した。われわれはベネズエラを取り戻すことでこれに応じる」と発表し、全国的な抗議行動を28日に行うよう呼びかけた。

 これを受けてマドゥロ大統領は27日、野党との対話を提案したが、対話は「選挙と制憲議会設置の前に」行わねばならないと述べ、あくまで従来方針を撤回しない姿勢を示した。

 検察当局の発表によると、4か月におよぶ反政府抗議行動でこれまでに108人が死亡。そのうち未成年者2人を含む5人は48時間のゼネスト中に死亡したという。

 野党側は制憲議会選の中止と各種選挙の前倒しによるマドゥロ大統領の退陣を求め、ここ数日は特にデモが激しくなっていた。大規模な衝突を恐れて数千人規模のベネズエラ人が隣国コロンビアに逃れている。
【翻訳編集】AFPBB News