また、運用商品は、元本確保型の定期預金の金利を業界で最も高い水準である年0.05%に設定し、元本確保型でもしっかり利息を付けることにした。投資信託は、特定の運用会社に偏ることのない特色あるラインナップにし、当行の取り扱い投信で人気の高い「ひふみ年金」や「イオン・バランス戦略ファンド(愛称:みらいパレット)」も品揃えした。
 
 「みらいパレット」は、マイナス金利時代に定期預金プラスαの運用成果を求める方のために取り扱っている当行オリジナル商品だ。リスク資産への投資を最大40%に制限して価格変動リスクを抑える一方、リスクオフ局面では短期金融商品など安定資産100%にして元本割れリスクを極力抑えた運用に特徴がある。
 
 そして、国内外の資産に投資するインデックスファンドは、業界で最も低い水準のファンドを中心にした。新興国株式・債券、国内外のリート(不動産投信)のインデックスファンドも揃えてある。ロボアドバイザー「SMART FOLIO<DC>」を使って、リスク許容度に応じた分散ポートフォリオを作ることも可能だ。投資に不慣れな方にも「SMART FOLIO<DC>」を使うことで、国際分散投資による長期のポートフォリオ運用を案内できるメリットは小さくないと思っている。
 
――iDeCo普及に向けた取り組みは?
 
 加入が進んでいない主婦層への浸透を当面の注力課題として位置付けている。もともと総合スーパーであるイオンを中心にイオングループ店舗は日常的に主に主婦の方々にご利用いただき、イオン銀行の店舗も、お買い物のついでにお立ち寄りいただけるイオンスーパーの店舗内という立地にある。店舗では、iDeCoセミナーや資産運用セミナーを随時開催しているので、お買い物のついでにiDeCoについて理解を深めていただきたい。店舗は、土日も含め年中無休で営業しているので、夫婦、または、ご家族連れでイオングループ店舗にお越しの際に、ご夫婦で一緒にiDeCoや資産形成についてご相談いただくこともできる。
 
 また、イオングループは全国の小売店舗等でパート職員など約26万人の非正規社員を雇用している。この方々は、自らの老後の備えをする際には、iDeCoを使うメリットが大きい。グループで働いている方がiDeCoの利用を考えた時に、どこの金融機関と比較しても最も魅力のあるプランになっていると思う。グループ各店では、休憩室等に「イオン銀行 iDeCo」の告知ポスターを掲示し、朝礼等を活用した告知を行っていただくとともに、従業員向けセミナーも開催する予定である。
 
 iDeCoの取り扱いにあたって女優でテレビ情報番組の司会も務める川島海荷さんをPRキャラクターに起用した。川島さんのような若い世代の方々にも、iDeCoを使い始めていただきたいという願いを込めている。ネットを通じたホームページからの加入申込は24時間受け付けている。お客さまに親しみやすく、便利で、わかりやすい情報発信に努め、iDeCoの普及に貢献したい。
(情報提供:モーニングスター社)