(左上)『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(右上)『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』(左下)『サイコパス 秘められた能力』(右下)『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

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Q. 私たちが今、読むべき本は何ですか?
Answer:メンタリスト・DaiGoさん

急速に変化する時代に適応するための力が必要です。周りに適応するというよりは、変化に沿って自分を変えていくことが大事です。メンタルを鍛えたり、自分の個性、例えば、ちょっとおかしな部分をむしろ力に変えていくのです。紹介した本はそういった視点で選びました。

僕は読書が趣味なので、1日10〜20冊は本を読みます。そのとき、じっくり読みたい本を探すために、まず速読の作業をします。パッとページを開いて、自分の中でピンとくる場所をピックアップしたり、本の最初と最後だけ読む“中略”をするのです。この速読作業なら、1冊につき5〜10分で終わります。

紹介した『ORIGINALS』は、2016年読んだ本のなかで一、二を争うくらいいい本だと思うのですが、そんな本を見つけたら、熟読どころの騒ぎじゃない(笑)。線を引きながら、全ページにコメントを書きこみながら読みます。

本を探す際に参考にするのは、TEDの動画サイトです。閲覧回数の多い動画から見ていって、面白いスピーカーがいたら、その人が書いた本を読むと外しません。

▼ご紹介いただいた本4冊

▼落ち込んだときは?
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』ケリー・マクゴニガル(著)神埼朗子(訳)大和書房 本体1886円+税
ストレスを強みに変えられる人のほうが、ストレスのない人よりも結果を出せる。健康心理学者が研究結果をもとに紹介。「ストレスを感じたとき、立ち止まらずにそれに意味を見いだして進めば成長できる。僕もいま実践中です」

▼仕事に役立つのは?
『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』アダム・グラント(著)楠木 建(監訳)三笠書房 本体1800円+税
著者はペンシルベニア大学史上最年少の終身教授で組織心理学者。オリジナリティーをもった仕事をする人の特徴を紹介。「創造性のある仕事の実例が満載。フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ氏の解説もあり、女性にも読みやすい」

▼支えになったのは?
『サイコパス 秘められた能力』ケヴィン・ダットン(著)小林由香利(訳)NHK出版 本体2400円+税
サイコパス(反社会性人格障害)と米大統領、有名企業CEOのサイコパス度は同じ!? その資質の一部を使えば普通の人も成功するのではないか。成功のヒントを探る。「僕はサイコパス性が高いほうなので、性質の活かし方を学べた」

▼今、読むべきは?
『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』松尾 豊(著)KADOKAWA 本体1400円+税
いま人工知能ができること、できないこと、これからできるようになることを紹介。「人工知能の本のなかで一番わかりやすい。今後、人工知能ができる仕事はなくなっていきますから、自分のキャリア形成においても知っておくべき」

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DaiGo
メンタリスト。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業後、人間心理を読み誘導する技術を操る日本唯一のメンタリストに。メディア出演のほか、ビジネスアドバイザーやプロダクト開発、講演なども多数行う。ジェネシスヘルスケア顧問。新潟リハビリテーション大学特任教授。
 
●DaiGoさんの本
『自分を操る超集中力』(かんき出版)、『男女脳戦略。』(ダイヤモンド社)ほか。
 

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(メンタリスト DaiGo 構成&編集=干川美奈子 撮影=堀 隆弘)