ふらのワイン/建物前に広がるラベンダー畑

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冷涼な気候、昼夜の寒暖差の大きい北海道は、ぶどう生産に適した土地柄。このメリットを生かして近年、道内各地に独自の製品作りを行うワイナリーが誕生しています。そのなかで「ふらのワイン」はワイン作りを行って45年の歴史をもつ、先がけのひとつです。丘の上に建つステキなワイナリーを訪ね、工場見学を体験してきました。

ふらのワイン/瓶詰め作業が行われているときは、ガラス越しにその様子を見学することができる

ワイナリーが建つのは富良野市街北側に位置する丘の中腹。緩やかに上る坂道にクルマを走らせると、街並みや遠くの山々の景色が広がって気分もハイになってきます。ワイナリーの建物は赤レンガのおしゃれな造り。すぐ前には富良野のシンボルともいえるラベンダー畑が広がり、6月下旬から8月中旬くらいの開花時期には、さわやかな眺めを楽しませてくれます。

外の景色を楽しんだところで建物内へ。地下に下りるとワインを熟成させる貯蔵庫が見られます。次いで2階に上がればガラス越しに、階下の工場で瓶詰め作業が行われている様子を見学できます(作業が行われない日もあり)。

この2階フロアでのお楽しみはワインの無料試飲。「ふらのワイン」の赤・ロゼの2種が用意され、1人1杯ずつ試飲を楽しめます。ワイン以外に「ぶどう果汁」も用意されているので、ドライバーはこちらをどうぞ。ぶどうの旨味がぎっしり詰まった濃厚な味わいを満喫できますよ。

試飲コーナーから奥へ進むとあるのがお土産ショップ。「ふらのワイン」の全ラインナップ、ぶどう果汁のほか、オリジナルのワイングラスなどのグッズも手に入ります。そのほか、ふらのワインを使ったゼリー、ジャム、ポテトチップスなどユニークな商品もありますよ!

ショップには、ここの工場限定の商品もあるので見逃せません。ピノ・ノワール(赤)は3780円。また通常の赤・白・ロゼに「富良野葡萄酒」と記した工場限定ラベルを貼ったボトルは各1281円とお手頃です。おみやげ用に、あるいはこの場で試飲できなかったドライバーはお持ち帰りして後で飲んでみてはいかが?

富良野市ぶどう果樹研究所 ワイン工場■住所:富良野市清水山 ■電話:0167・22・3242 ■時間:9:00〜17:00 ■休み:年末年始のみ ■料金:無料(自由見学)

【北海道ウォーカー編集部】