27日、韓国メディアによると、飼い主から虐待を受け、保護された犬「トリ」が韓国の「ファーストドッグ」になった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は韓国大統領府。

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2017年7月27日、韓国・中央日報によると、飼い主から虐待を受け、保護された犬「トリ」が韓国の「ファーストドッグ」になった。

トリは26日に譲渡手続きを終えて大統領府に入り、「ムントリ」という名札をつけた。トリは2015年10月、京畿道南楊州市の廃家に捨てられていたところを動物保護団体によって発見された。当時、トリは身動きが取れないほど弱っていたという。幸い、救助されたトリは順調に回復したものの、「毛の黒い犬はブサイク」という偏見のため里親が見つからずにいた。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「全ての人間と動物に偏見と差別から自由である権利がある」との考えからトリを引き取ることを決めた。大統領府の新メンバーとしてトリを迎え入れた文大統領は「年に100万匹の犬と猫が新しい飼い主を見つけているが、30万匹が捨てられている」と明らかにし、捨て犬・捨て猫問題に関心を持つよう国民に呼び掛けた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「人生逆転!トリは幸せ者だ」「トリも韓国も不幸な時間は終わり。幸せな時間の始まりだね」「これを機に飼い主がペットをしっかり管理する文化が定着してほしい」など祝福や喜びの声が多く寄せられている。

また、「心が美しい。文大統領を選んで正解だった」「文大統領が就任してから国が国らしくなった。最近はニュースを見るのが楽しい」「文大統領を応援する。犬肉禁止法案が発議されますように」など文大統領に対する称賛の声も。

そのほか、「捨てられた珍島犬はどうなった?」「誰かさんの珍島犬とは表情がまるで違う。犬に罪はないのに」と朴槿恵(パク・クネ)前大統領が罷免後に大統領府に残していった珍島犬を案ずる声もみられた。

一方で「なぜこれがニュースになる?」「やっぱり政治はイメージ管理が命」「支持率を上げるために犬を利用するなんて」「韓国の大統領なら韓国の犬である珍島犬を育てるべき」など冷たい反応もみられた。(翻訳・編集/堂本)