中国の国境警備隊に救助された北朝鮮人(画像:延辺テレビ)

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梅雨前線の影響で、中国吉林省の延辺朝鮮族自治州では19日から数日に渡り、大雨が降り続いた。そんな中、北朝鮮との国境を流れる豆満江が増水し、中洲で孤立していた北朝鮮の住民が中国の国境警備隊に救助された。

延辺テレビによると、北朝鮮当局は21日午前0時、咸鏡北道(ハムギョンブクト)穏城(オンソン)の豆満江の中洲に多数の住民が取り残されているとして、救助要請を発した。

これを受けて、中国当局は吉林延辺辺防支隊(国境警備隊)隊員45人を現場に派遣し、北朝鮮人20人を1時間あまりかけて救出した。救出された人々は、22日午前10時に図們を経て北朝鮮に戻った。

延辺各地に大きな傷跡を残した今回の大雨だが、北朝鮮側の被害状況については明らかになっていない。

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この地域では災害が起こるたびに北朝鮮人が中国の人民解放軍や国境警備隊に救助されている。

昨年8月末に中朝国境地帯を襲った台風10号(ライオンロック)でも、穏城郡の豆満江の中洲に取り残された北朝鮮住民3人を、中国軍が救助している。また、和龍市南坪鎮興華村では、急流に流されてきた北朝鮮住民2人を救助した。

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