TOKYO FMウェブ担当が、日本有数の音楽リスナーであるFM番組スタッフに聞いた、フジロックガイドをおすそ分けするコーナー(笑)。

最後に話を聞いたのは、筆者の先輩であるO氏。長寿番組「水樹奈々のMの世界」の立ち上げディレクターであり、現在は「DAIGOのOHAYO-WISH!!」や「秋元才加のWeekly Japan!!」といった、錚々たる方々の番組を担当しています。

O 「フジロックは、苗場になってから、ほとんど毎年行っているね。でも、1日だけ。それは、たくさんのフェスに行きたいから。年間でいうと、20くらいは行ってるんじゃないかな」

――そういう楽しみ方もあるのですね! 他のフェスもご覧になっているからこその、フジロックの魅力ってなんでしょう?

O 「『究極の非日常』じゃないかな。そこに行かないと楽しめない。最近は、入り口の看板を見ただけで満足しちゃうけどね。『来た、今年も!』って(笑)」

――もはや、その域に(笑)。今年は、何日目に行きますか?

O 「2日目の土曜日。お目当てはもう決まっていて、小沢健二とCORNELIUS。オザケンは、2回とも見るつもり。WHITE STAGEとPYRAMID GARDENなんだけど……。PYRAMID GARDENは、去年、RADWIMPSの野田洋次郎が弾き語りをやってたんだけど、すごく良かった。Candle JUNEがプロデュースしていて、とても幻想的なの」

――ちなみに、どちらのセットリストが楽しみですか?

O 「それは……。WHITE STAGEのときは『今夜はブギー・バック』をやるだろうし。スチャダラパーもいるしね。PYRAMID GARDENのほうでは、たぶん、『天使たちのシーン』っていう13分ある曲をやると思うの。それを絶対聴きたい。きっと、そっちは弾き語りだろうし……。それを見て、午前2時くらいに帰るよ(笑)」

――フジロックの楽しみ方に、変化はありますか?

O 「自分も含めて、大人な音楽の楽しみ方をしている人たちが増えたよね。若い頃はペース配分もないから、無茶するじゃん。それでヘッドライナーを見られずに撃沈するという経験を、みんなしてさ(笑)。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』も、2ステージくらいのときまでは、全部見るみたいな人がいるわけ。でも、今のロッキンも、ましてやフジロックなんて絶対無理だから! 特に、体力的に。なので、『SWEET LOVE SHOWER』なんかは、全ステージが見られるというのが売りになっているよね。全アーティスト時間がずれていて、ステージ間の距離もそんなにないから……」

小沢健二



ここ数年、O氏は、「New Acoustic Camp」に家族で参加しているとのこと。
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND・BRAHMANのTOSHI-LOW氏がオーガナイズし、子ども向けアクティビティなども満載のフェス。昔、BRAHMANのライブで暴れていた音楽ファンが親になって、子どもを連れてフェスに来る。そして、子ども達に向けてTOSHI-LOW氏が弾き語りでやさしく歌う。そんな姿からも、時代の変化、フェスの楽しみ方の変化を感じるそうです。

さて、3回のコラムで、色々とフジロックの見所をご紹介できたのではないかと思いますが、いかがでしたでしょうか。
筆者も、FM局員の端くれとして、毎年ヘッドライナー3組くらいは頭に入れてあるのですが、実はそれ以外はでたとこ勝負で、会場に着いてから一緒に見る仲間との流れでぼんやり楽しむことが多いというのが実情(笑)。FMラジオの職場はかなり音楽に触れる環境だと思いますが、それ以上に、コミュニケーションメディアとしての側面が強いからでしょうか。昔の仲間や、番組スタッフ、現地の方々とのやりとりで、自然にその日1日の流れが決まるように思います。昨年自転車でのフジロック行きを手伝ってくれた番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」ディレクターのすっちゃん曰く、「フジロックって、音楽3、それ以外7だと思う」。
会場に足をお運びのみなさんは、ぜひこの7の部分を楽しんでいただけますと幸いです。

<イベント情報>
「FUJI ROCK FESTIVAL '17」
開催日:2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
開催地:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
オフィシャルサイト:http://www.fujirockfestival.com http://www.fujirockfestival.com

<お役立ち情報>
気になるお天気、ライブの感想……
「みんなで作るFUJI ROCK FESTIVAL‘17特集」
http://hash.gsj.mobi/fujirock2017/ http://hash.gsj.mobi/fujirock2017/

文/TOKYO FM+編集部・K