チュニジアの首都チュニスの国会議事堂前で、裁判所が13歳の少女とその少女を妊娠させた親類の結婚を認める判断を示したことに抗議する女性たち(2016年12月14日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】チュニジア議会は26日、「女性に対する全ての暴力を根絶する」ことを目指し、被害を受けた女性に対する保護や支援を強化する法案を可決した。法案の成立を受け、人権団体などは歓迎の意を示した。

 ナジハ・ラアビディ(Naziha Laabidi)女性相は法案の可決について「とても感動的な瞬間だ」と述べ、「歴史的なプロジェクトのために結集できたことを誇りに思っている」と語った。

 採決の後でAFPの取材に応じたボシュラ・ベルハジ・ハミダ(Bochra Belhaj Hmida)議員は、来年施行される予定の新法が、女性に対する「肉体的、精神的、性的」な暴力を認知するものとなると説明した。

 これまでの法律の条文では、女性に性的暴行を加えた男性は、被害者と結婚した場合に処罰を免れることが認められていた。しかし今回の成立によりこの条文は削除され、さらに被害者に法的支援や精神面での援助を規定している。

 アラブ地域の中では、チュニジアは女性の人権に対して前向きな国とみられているが、人権団体によると今でも女性差別があり、女性の約半数は人生で少なくとも一度は何らかの暴力を受けているという。
【翻訳編集】AFPBB News