神木隆之介 (C)モデルプレス

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【神木隆之介/モデルプレス=7月27日】公開中のアニメ映画『メアリと魔女の花』をはじめ、『千と千尋の神隠し』、『君の名は。』、『ハウルの動く城』と歴代邦画興収ランキング上位3作品で声の出演を果たし、アニメーション作品に数多く参加している、俳優の神木隆之介。作品に魂を宿す“神木ボイス”はどのように生まれるのか。モデルプレスは、神木のリーディング収録現場にて密着取材、インタビューを行った。

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◆神木隆之介の“声”が生まれるまで…収録現場に密着


このほど、芸能プロダクション・アミューズが、「感動オリーブオイル」プロジェクトを始動。良質なエンターテインメントを生み出し、感動を届けてきたノウハウを活かし、こだわりの“生産者=アーティスト”たちが愛情を込めて搾り出した“作品=純度100%のエキストラバージン・オリーブオイル”たちを日本に初上陸させる。

27日に行われる「感動オリーブオイル」プレミアム発表会では、ゲストたちへ「本物」の香りと味、そして「感動」体験を提供。その感動演出の一つが、数々のヒット・チューンを生み出してきた森雪之丞氏がこの日のために用意した詩『迷子たちの休日』を、神木が朗読するというもの。ゲストたちはヘッドフォンでその声を耳元に感じながら、目、舌、耳で「感動オリーブオイル」の世界観を堪能できる。

これまで神木は森氏の朗読会にも出演しており、神木の声に惚れ込んでいる森氏との再コラボが実現。この日行われたポエトリーリーディング収録は、森氏による演出のもと行われた。

詩で描いた情景や込めた思いを森氏が伝え、それに応えるように神木が声で魂を吹き込んでいく。音楽に乗るように体を揺らして声を発する神木の姿が印象的だった。「光と心の陰を表現して」「感情というよりテンポを意識してみよう」といった細やかなオーダーにも見事に応え、収録中から「いいね〜」「絶品!」と森氏を唸らせていた。

森氏の描く世界にすんなり溶け込む神木の声にスタジオにいた誰もがうっとり聞き入ってしまう。神木の声が持つ“魔力”を体感した気分だった。

堂々とした表現者の顔を見せる一方で、「最高だよ」と森氏から絶賛を浴びると、神木は「そんな、そんな。僕はもう…はい」と恐縮しきりでスタジオを和ます場面も。そのギャップがなんとも微笑ましかった。

◆ナレーション収録を終えて…「今後すごく大事にしていこうと思っている」ことは?


― お疲れ様でした。世界観が作られていく瞬間を間近で見られて感動しました。収録はいかがでしたか?

神木:ありがとうございます。いやいや、僕からは何も言えないです。

森:何か言おうよ、何か(笑)。

神木:とても緊張しました。

森:緊張しすぎだよ(笑)。今回はオリーブオイルなので、日差しのイメージが強いと思うんですが、決してネガティブではない心の陰の部分も表現しました。僕らは迷子たちかもしれないけれども、今を大事にする、今の幸せを共有するということをまず伝えたいなと。幸せな瞬間をお互い大事にする、それがイコール食を楽しむ、時間を楽しむ、休日を楽しむっていうようなところに結びつけばいいなと思って書きました。

― 実際に声をのせてみていかがでしたか?

神木:他の方の作品を自分が表現しなくてはならないというのは、難しいですよね。作品って人それぞれ解釈が違うものだと思うんです。たとえば僕がまだ経験していない感情を言わなければいけない時もある。それが作った方の本当の答えに近づけられているか不安になります。

森:文字だけで書いている時は果たしてこれはどう伝わるんだろうと思うんですが、神木くんが感情を通して声にしてくれることでそのフレーズが初めて生きる。命を持つんです。神木くんの声が入って抜けていく、語尾を言い終わったあとの空気感とか。言葉を発し終わったあとの世界を持っている人なんです。

神木:とんでもないです。一番の目標は、どんな風にでも捉えられて欲しいということ。色はあるのですが、自分の思った色ではなく、何色にもなれる。無色透明だけど緩急はあるということは目標にしています。

― アニメの声優としてもさまざまな作品にご出演されていますが、今回のような朗読では、また違った難しさもあるのでしょうか?

神木:より「音」という感じがします。聞こえ方をより注意しなくてはいけないなと思っています。僕が今後、セリフの言い方でもすごく大事にしていこうと思っているものは、最初の音がどう出るかということ。たとえば、「でも」という言い方一つとっても、「で」の音が攻撃的に出てしまうことがあるんです。それをどう徐々に消していけるかというのが難しい。

森:「でも」だけでこれだけ考えているのはすごいよね。

神木:ありがとうございます。それから淡々と、というより、「お?なんか今含んだぞ」っていう間をどう取るか、そこが朗読だと大事になってくるなという難しさがあります。すごく難しいです(笑)。

◆神木隆之介は“感動体質”?新海誠監督作品で学んだこと


― 今回の発表会は「“感動”という自分へのご褒美」がテーマになっています。神木さんの最近の“感動体験”について教えてください。

神木:ちょっとしたことでも感動できる人間がいいなと思っているんです。特に新海(誠)さんが僕大好きなので、ずっとあの世界観で感動できる人でありたいなと。新海さんの映画は日常がすごく美しくて、その感覚というのを僕は観客の1人として、新海さんから学びました。そういった些細な日常の風景でも、綺麗だなって思える心の豊かさをずっと持っていたいです。それってマイナスな感情が入っていると絶対に感じられないと思うんですよね。

先日も、USJでイベントを行った帰りに空がすごく綺麗で、雲がはっきりしていて、日差しが斜めに入っていて…。この景色に似合う曲を探して感動して写真を撮っていました(笑)。

― いいですね(笑)。その曲というのは?

神木:秦基博さんの『言ノ葉』という曲です。すごく大好きで、それを聴きながら、一人で勝手に世界観に浸っていましたね。日々そんなことをやっています(笑)。

― 『言ノ葉』も新海監督つながりですね。

神木:そうです、そうです!新海監督の映画『言の葉の庭』の本編には(秦基博の)『Rain』が流れるんですけど、その『言ノ葉』っていうシングルの1番目に入っているのが『言ノ葉』で2番目に『Rain』が入っていて。完全に新海さんの世界観に浸りながら帰ってきました(笑)。たとえば最近綺麗だなとあまり思えなかったら、どこか元気ないのかな?と思う基準になったりしてるんです。例えば体調が悪い時って、料理も美味しくない。それと同じなんだなと思っています。

◆神木隆之介が“自分に浸る”瞬間―「曲で生きてる」


― 今回森さんが書かれた詩にも“食を楽しむ”というメッセージが含まれていますが、神木さんの食事のこだわりはありますか?

神木:ないです。料理はしないですし、味のことは僕には聞かないほうが…。

― (笑)。では食べる方では?

神木:肉も魚も好きです。でもこだわりはありません。

― そうなんですね。

神木:コンビニとか、ファミレスです。あと大好きなのが、富士そばでカレーセットを頼む。

― 意外です(笑)。

神木:ご飯を食べている時に『One more time,One more chance』(山崎まさよし)を聴きながら溜息をついている自分がすごく良くて(笑)。

スタッフ一同:(笑)。

― 音が流れてくるんですね。

神木:僕音楽が好きなので、曲が流れてくるんです。結構、曲で生きている部分があるんのですが、今回の詩の雰囲気でオリーブオイルをかけるとなると、僕の中では魔女宅(「魔女の宅急便」)の音楽がかかるんです。小学校の時、お昼の時間に流れた曲なんですけど、あれが料理を作ってる時の音楽のイメージ(笑)。いつか自分が料理をするようになったとき、どんな曲が流れるんだろうっていうのは楽しみです。

― ありがとうございました。

なお、神木が朗読する『迷子たちの休日』は、27日より、感動オリーブオイル公式Facebookページにて特別映像が期間限定公開される。(modelpress編集部)

■神木隆之介(かみきりゅうのすけ)プロフィール


1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。若き演技派俳優として演技の幅を広げている。主な出演作は、『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16/宮藤官九郎監督)、『3月のライオン』(17/大友啓史監督)など。声の出演として『サマーウォーズ』(09/細田守監督)、『借りぐらしのアリエッティ』(10/米林宏昌監督)、『君の名は。』(16/新海誠監督)などのアニメーション作品にも出演している。最新作に、『メアリと魔女の花』(17/米林宏昌監督)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17/三池崇史監督)がある。

■森雪之丞(もりゆきのじょう)プロフィール


作詞家・詩人。1976年のデビュー以来、数々のヒット・チューンを生み出し、リリースした楽曲は約2500曲。2016年には作詞家活動40周年を記念した9枚組のCD BOX『森雪之丞原色大百科』を発売。近年はミュージカルの訳詞や作詞、雪之丞一座参上公演〜ロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」の 戯曲や自身が作・音楽プロデュースを手がけたオリジナル・ミュージカル「SONG WRITERS」等、演劇の分野で幅広く活動。最新詩集に江國香織氏との連弾詩集「扉のかたちをした闇」がある。現在、日本初となる360度劇場、IHIステージアラウンドTOKYOにて上演中の劇団☆新感線『髑髏城の七人Season鳥』(9月1日迄)の作詞を担当。自身が立ち上げる新作ミュージカルが複数スタンバイ中。

■感動オリーブオイル


“感動オリーブオイル”は国際オリーブオイルコンテスト「オリーブジャパン(R)」をはじめ、世界中のコンテストでも多くの賞を受賞した正真正銘のエキストラバージン・オリーブオイルのみを厳選、アミューズが直接輸入。アミューズの直営オンラインショップで全6商品を販売中のほか、7月27日からは代官山 蔦屋書店で「ディエボレ コラティーナ」「ディエボレ ノッチェラーラ」の取り扱いを開始。

『迷子たちの休日』
朗読:神木隆之介/詩:森雪之丞
感動オリーブオイル公式Facebookページ(http://www.facebook.com/kandou.oliveoil)にて期間限定公開。

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