杉田智和、小林沙苗ら吹替えキャストの公式インタビュー到着!海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン シーズン3」
全米ネットワークCBSで2014年9月から放送を開始し、現在も高視聴率ヒットを記録している人気ドラマ「SCORPION/スコーピオン」。本作シーズン3が、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて7月25日(火)より日本独占放送が開始となった。
この独占放送を記念して、日本語吹替えキャストの杉田智和さん(ウォルター・オブライエン役)、小林沙苗さん(ペイジ・ディニーン役)、谷昌樹さん(ケイブ・ガロ役)、福田賢二さん(トビー・カーティス役)、田村聖子さん(ハッピー・クイン役)、原田晃さん(シルヴェスター・ドッド役)の公式インタビューが到着したので紹介する。
■海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン シーズン3」日本語吹き替えキャストインタビュー
──シーズン3を迎えてキャラクターにもそれぞれ成長、変化があると思います。皆さんはどのようなことを考えながら演じられていますか?
ウォルター・オブライエン役・杉田智和:天才でも感情は処理しきれないんだなというのが素直な印象です。だからこそ人間味も感じられて、より登場人物が好きになっていくんだと思います。
ペイジ・ディニーン役・小林沙苗:シーズン2でウォルターを男性として意識していた部分があったんですが、彼がもう一歩踏み込んでくれなかったところで新たなティムという男性が出てきてしまって、複雑だなあと思っています。
杉田:ティムは人間性がウォルターと対照的で、二人の意見はいつも対立するんです。
小林:ウォルターは頭を使って、ティムは体を使うタイプですよね。ペイジは2人の間で揺れている感じなんですけど、ウォルターは気持ちを見せてくれなかったり、反応がトンチンカンだったり(笑)。わかりにくい男性なので、わかりやすいティムのほうを選んでしまうことになるんですよね。
トビー・カーティス役・福田賢二:トビーは他人の恋愛のことはわかるけど、自分の恋愛となるとダメ。一途なんですけど突っ走りすぎてうまくいかなかったり。ちょっとネタバレになるので言えないんですけど、ハッピーとの間にはいろんな障害があるんですよね。でも、とにかく言えることは、トビーはハッピーのことが大好き。それだけです(笑)。
ハッピー・クイン役・田村聖子:ハッピーはお父さんとのトラウマが解消されたり、トビーのアプローチにちょっとずつ心がほぐれていって恋愛関係になったり、そんな経験を経て少しずつ表情や性格が変わってきていますね。前シーズンの最終話ではハッピーは実は結婚していたということがわかります。彼女の結婚相手が誰なのか、シーズン3の最初のほうでは私たちもわからないまま収録していました。トビーとどうなるかは……観てのお楽しみですね。
ケイブ・ガロ役・谷昌樹:シーズン3にはガロがプライベートな部分を見せるエピソードが出てきます。1話ずつ台本を受け取って収録しているので、自分たちも先の展開はわからないんです。彼がどうなっていくのか、自分でも楽しみです。
シルヴェスター・ドッド役・原田晃:シルヴェスター自身の恋愛に関しては前シーズンで1回終わってしまっていますよね。彼は仲間の恋愛に対してはあまり口をはさまないタイプだし、やっぱり“スーパーファンガイ”(※劇中に登場する架空のコミック)が命なんです(笑)。
──シーズン3はチーム・スコーピオンがギクシャクした雰囲気になりますが、そのあたりは収録前にみなさんで演技について話し合われたりすることはあったのでしょうか?
杉田:役者同士の演技の擦り合わせっていうのはあまりやらないですね。初期の頃、ライトバンが爆発するシーンで『バンがバンってなったぞ』って台本にないことを言ったら、谷さんが真面目に『それ、本番で言いますか?』ってものすごい圧で言われたので、余計なことを言うのはやめようって思いました。
谷:えっ、そんなことあった?全然覚えてないなぁ〜(笑)。
──収録現場で印象深いエピソードというのはありますか?
杉田:ディレクターのお誕生日をお祝いしたことですね。
小林:傘寿のお祝いでしたよね。
福田:今年80歳だったので。
谷:アテレコ界のレジェンドというべき方なんです。
原田:その方がケーキのロウソクの火をふうっと吹き消したことが人生の中で一度もなかったというお話で、今回始めてみんなでお祝いさせていただいたら、とてもはしゃいでいらっしゃったのが、かわいらしくて。
杉田:誕生日をお祝いされて子供の顔に戻るってすごいなと思いました。
田村:ぴょんぴょん飛んでたもんね。
杉田:貴重なものを見ました。とてもよかったです。
──最初にお祝いしようと考えたのはどなたでしょうか?
一同:自然と……。
小林:1ヶ月くらい前から用意をして、みんなでお祝いメッセージのDVDを作って、サプライズでやりました。
──チーム・スコーピオンのみなさんはもう、あうんの呼吸になっているんですね。
田村:あとラルフ役の岡純子さんが、けっこうこまめにパタパタパタパタと動いてくれるからね。
杉田:ディレクターの孫みたいになってます。
福田:みんなをまとめてくれて。
原田:ある意味リーダーだよね。
杉田:本編の内容的にもラルフの成長っていうのが、うれしくもあり、怖い部分でもあるんですよね。シーズン1から自分の中では、ラルフ・ディニーン、ラスボス説っていうのが消しきれないんですよね。この子を信用しきれないっていう…。
小林:回を追うごとに活躍も増えてきましたよね。
杉田:彼のひらめきでチームが救われることもあります。油断ならないと思います。
──ラルフのウォルターに対する態度もなんだか変わってきましたよね?
杉田:憧れられているんだろうけど、それ以上に母親のことになったら、まるで自分の好きな女性が盗られるみたいな勢いで、たまに強い言葉をかけられることがあって。
──このドラマはセリフが多かったり難しかったりするのも特徴ですよね。
原田:そうですね、いっぱいしゃべってますね、大変です。(セリフが)言えなくて泣いてます(笑)。
──シルヴェスターは難しい数学の理論を語ったりするとき、意味の理解も大変ではないでしょうか?
原田:そうですね、全部が全部、意味がわかるわけではないのですが、なんとなくこういうことなんだろうなと考えたり、本当に全くわからないことは多少調べるなりして、一応は理解してしゃべるようにはしてますけども、それでもやっぱり追いつかないですね。
──チーム・スコーピオンは、そういったIQの高さだけでなく、毎回あっと驚く事件の任務にあたり、体当たりのアクションにも挑むところが他のドラマと違う魅力だと思いますが、みなさんが思う魅力とは何でしょうか?
杉田:一歩間違えたらコントになりかけるところをギリギリで保っているっていうのがすごいなと思いますね。たとえ宇宙で死にそうになっても、頭がアフロになって『ああ、死ぬかと思った』って言って帰ってきても、なんか受け入れられそうになるんです。
小林:天才ってやっぱりちょっとどこか……(笑)。危機的状況でもトビーがふざけたこと言ったりしますよね。
田村:みんな体張ってるしねぇ。
福田:最近ウォルターはアクションが増えてきましたよね。
杉田:(これまでのドラマは)肉体派の人間核弾頭みたいなやつが激しいアクションをするっていうのが定番だったと思うので、そうじゃない人がなぜか同じようなアクションをするっていうのが、今までになかったんじゃないかなと思いますね。
──シーズン3でぜひ視聴者に注目してほしいと思う見どころはどこでしょうか?
谷:ペイジのお母さん役であの世界的大女優、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のリー・トンプソンさんが出演するんですよ。それはもうすごく楽しみにしていてほしいですね。
小林:ペイジが家族のことをウォルターに話して、そうこうするうちに突然母親が現れるんです。
福田:強烈なキャラです。
杉田:シーズン3を象徴するすごいキャラクターになりました。
谷:ペイジとお母さんの会話のシーンは新鮮ですね。ペイジの新たな一面も垣間見ることができてすごく面白いです。
小林:母親は詐欺師なんですよ。ラルフとの会話もあるので、そこもぜひ楽しみにしてほしいですね。
杉田:天才詐欺師特有の、息を吸うように嘘を言う。それを悪いことだと思っていないんです。こちらに味方だと思わせるのがうまく、敵対心を与えないから、嘘をつかれても、こちらも怒りきれない。ギリギリ憎めないキャラにとどまっているのが凄いです。
田村:そう、かわいいんですよね。
──チーム・スコーピオンにも迷惑をかけることになるんですか?
小林:そうですね、だからペイジは冷静ではいられなくなるんです。
杉田:恋愛問題にも食い込んできます。そういった心のスキを詐欺師が見逃すわけないんです。それに、命の危機にさらされても次のシーンでは普通に笑って出てきます。
谷:リー・トンプソンさんも本当にこちらも騙されてしまうぐらいいい演技をされているんですよ。視聴者のみなさんもビックリすると思います。
──今後、ドラマの展開に対してどんな期待や願望がありますか?
小林:ウォルターと結ばれたいというわけではないんですけど、彼との距離がもう少し近くなって、ラルフとの関係もいい感じになっていったらいいなと思います。ウォルターのペイジに対するかわいらしい一面がすごくキュンとするポイントなので、そういうところをもう少し見たいなと思います。
福田:日本で事件が起こるエピソードはまだありませんから、いつかチーム・スコーピオンが日本にも来てくれたらいいですね。
■海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン シーズン3」
海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて、独占日本初放送中!
【放送情報】
二か国語版:毎週火曜22:00〜
字幕版:毎週火曜24:00〜、他
【日本語吹替メインキャスト】
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル):杉田智和
ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック):谷昌樹
ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー):小林沙苗
トビ―・カーティス(エディ・ケイ・トーマス):福田賢二
ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン):田村聖子
シルヴェスター・ドッド(アリ・スティダム):原田晃
ラルフ・ディニーン(ライリー・B・スミス):岡純子
ティム・アームストロング(スコット・ポーター):花輪英司
<ストーリー>
アメリカ合衆国の政府機関でも手に負えない事件に立ち向かい、解決してきたスコーピオンだが、メンバーの多くが個人的な問題に悩んでいた。リーダーのウォルターは、出会って以来ずっと想いを寄せてきたペイジが、国土安全保障省の見習いとしてチームの仲間入りをしたティムと付き合い始めたことが気になって仕方ないが、“EQ”(感情面のIQ)が低いゆえ、自分の気持ちとどう向き合って良いのかわからず戸惑うばかり。ペイジも、息子のラルフが慕うウォルターには特別な感情を持っているだけに気持ちは複雑だ。一方トビーは、満を持してハッピーにプロポーズしたものの「No」と返事された挙句、彼女が密かに結婚していたという事実を知って大ショックを受ける。そんな中、ケイブから突然の召集がかかる。何者かが米軍のサイバーシステムをハッキングし、米軍の戦闘機2機がパイロットを乗せたまま制御不能になっているというのである。さらにハッカーは、国防総省のサーバーに侵入し、軍艦のミサイルをも操ってアメリカの国土を包囲するように軍艦を配置させてしまう。ハッカーたちの本拠地がヨーロッパに在ることをなんとか突き止め、ケイブとシルヴェスター、それにティムの3人はブルガリアへ飛ぶのだが……。
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