Image: Screenshot by Gizmodo US


激しく壮大に渦を巻く積乱雲…じゃなかった!

先日、Facebookライブに流れた1本の動画がまぎれもなく偽物だと話題になっています。その正体は、雷雨の音響効果つきの短いループGIF動画。1700万人の視聴者のなかで「偽物だ」とコメントする人々も少なくありませんでしたが、「これは本物だ」というコメントのほうが多数あったようで、米ギズモード記者は「フェイスブックにコメント書き込む人たちは相変わらずだね」と、揶揄しています。

動画は「Newsfeed」とよばれるページから発信されていて、Facebookライブ動画投稿の制限時間である4時間に達すると、今度は「The Cherry Orchard」とよばれるページから新たな動画が配信されたそうです。両ページは「newsfeed.pro」という同じドメインで、どちらのホームページも、コピペされたジョークや下品なバナー画像が含まれていて、米ギズモード記者の言葉を借りると胡散臭いのだとか。

同じようなトリックを使うサイトは、他にも存在します。「NTD Television」とよばれるページは760万ビューを獲得。こうしたサイトはおそらくバイラル動画ライセンサーで、動画のクリエイターではなかったようです。じゃあ偽物の嵐の動画をつくったのは誰なのでしょうか。



ちょっとした追跡によって、元画像がスロベニア人のMarko Korosecという人物によるものだと推測されています。2015年6月19日アメリカ・サウスダコタ州で発生した巨大積乱雲を映したものであるようです。アメリカ国立気象局によるとこの巨大な雲と竜巻は野球ボールほどのヒョウと約160kmhの風を引き起こすほどの大嵐だったといいます。

ループGIF動画を作成したのは、友人のJonathan Wennströmという人物。両者は最近のインスタ投稿でアニメーションがバイラル化して大喜びしていたのだとか。

SNSの個人アカウントなどでアニメーションとして公開するだけじゃ物足りなかったのでしょうか。今回、偽物の嵐の動画を作成した理由もFacebookライブで公開した理由も明らかになっていません。でもやはりSNSに上がっているものを、全てうのみにするのはよくないですね。

Image: Screenshot by Gizmodo US
Reference: Twitter, Instagram

Bryan Menegus - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)