沖ノ島を中心とした地図

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去る7月9日、宗像市と福津市にまたがる「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産についに登録された。ただ、宗像大社沖津宮が鎮座する「沖ノ島」は島自体をご神体とする聖域だけに、一般人の入島が原則許されていない。普段行けない場所が世界遺産に登録されたことから、「じゃあ、どこに行けばいいの?」と疑問を抱いている人も多いはず。そこで、今回は沖ノ島に最も近く、宗像大社中津宮や沖津宮遙拝所などで注目される宗像市の離島「大島」にフォーカス。沖ノ島を参拝できるように建立された社から、おすすめのグルメまで紹介する!

【写真を見る】大島の北側に建つ「宗像大社沖津宮遙拝所」

■ 宗像大社沖津宮遙拝所

大島の北側に建つ「宗像大社沖津宮遙拝所」。原則、一般人の立ち入りが禁じられている沖ノ島を、海を隔てて眺めることで、参拝できるように建立された社だ。ただ、大島からでも沖ノ島までは直線距離にして約49kmと離れているため、沖ノ島を確認できるのは天候に恵まれ、かつ空気が澄んでいる日のみ。“遙拝”は宗像大社の信仰において重要な特徴の一つという意味でも、ぜひ参拝してほしいスポットだ。

[宗像大社沖津宮遙拝所]福岡県宗像市大島1293 / 0940-62-1311(宗像大社 社務所) / 終日参拝可 / 無休 / 駐車場なし

■ 宗像大社中津宮

大島港フェリーターミナルから徒歩約5分の場所にある「宗像大社中津宮」。ご祭神の湍津姫命(たぎつひめのかみ)は天照大神(あまてらすおおみかみ)の三柱の姫神の次女にあたる女神。境内に天の川が流れる中津宮は七夕伝説発祥の地とされ、とくに縁結びのご利益があることで知られている。中津宮は島の南西岸の海を隔て、辺津宮と向かい合う形で鎮座している点にも注目。

[宗像大社中津宮]福岡県宗像市大島1811 / 0940-62-1311(宗像大社 社務所) / 終日参拝可 / 無休 / 駐車場なし

■ MUSUBI CAFE(ムスビカフェ)

2016年12月にオープンした島内唯一のカフェ。地元の柑橘類を使うレモネード(¥250〜)、大島産のヒジキを使うロコモコなど、島の山海の幸をふんだんに使用する。店があるのはボードウォークやベンチなどが整備された「かんす海水浴場」前なので、テイクアウトしてビーチで食事を楽しむのもおすすめ!

[MUSUBI CAFE]福岡県宗像市大島773 / 090-5924-9491 / 10:00〜16:00ごろ / 不定休(要電話確認) / 18席 / 駐車場4台

■ フィッシャーマンキッチン

漁師の奥さんが移動販売する「漁師サンド」は、宗像自慢の逸品グランプリで1位を獲得した大島発の注目グルメ。大島で水揚げされた旬の白身魚が主役で、サックリ、ふっくらと揚げ上がったフライは魚の鮮度が良い証だ。味は手作りのタルタルソース、サルサソースの2種が選べる。

漁師サンドタルタル(¥400)は、あっさり目に仕上げた自家製タルタルソースと白身魚のフライが相性抜群。使う旬の地魚は日によって変わる。

ピリ辛の漁師サンドサルサ(¥400)はパンは手のひらサイズながらも、白身魚のフライは「さすが漁師の奥さん直営!」といった、はみ出すほどのボリューム感!

大島港フェリーターミナル前で、出入港時刻に合わせて営業しており、シルバーの軽ワゴン車、ノボリ、看板が目印だ。オーダーを受けてから調理するので、熱々でいただけるのがうれしい。

[フィッシャーマンキッチン]福岡県宗像市大島1809-18(大島港フェリーターミナル前) / 080-1792-1641 / 11:30〜13:00、14:00〜14:40、15:30〜16:00 / 不定休(要電話確認) / 駐車場なし

■ 風車展望所

大島北側の牧場内に整備された展望所。雄大な玄界灘をパノラマビューで眺望できる島内随一の絶景スポットで、シンボリックな赤い風車でヨーロッパを思わせる雰囲気を演出してくれる。元々、昭和11年に九州北部沿岸の防衛強化のために完成した砲台跡地で、今もコンクリートの基礎部分が残存。春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと、四季折々に花が絶景に彩りを添える。視界が澄んでいる日は、はるか彼方に沖ノ島が見えることも。

[風車展望所]福岡県宗像市大島2797 / 0940-72-2211(宗像市商工観光課) / 終日開放 / 無休 / 駐車場6台

【九州ウォーカー編集部/取材・文=諫山 力】