<エールフランスが、LCCや中東航空会社との競争をにらみ、ミレニアル世代向けの新しい航空会社を発表。若いデジタル世代のニーズに合ったサービスを展開するという>

「LCCじゃない」妹ブランド

フランスのフラッグ・キャリアであるエールフランス航空が先ごろ、ミレニアル世代向けの新しい航空会社「Joon」を立ち上げると発表した。ミレニアル世代の定義は様々あるようだが、エールフランスのプレスリリースによると対象としているのは18歳から35歳。エールフランスは新しい航空会社を「妹ブランド」と位置づけ、若いデジタル世代のニーズに合ったサービスを展開するとしている。

新ブランドでのサービスを「young and connected」と表現していることや、最高経営責任者にエールフランスやグループ会社でネットワークやデジタル・サービスを経験してきたジャン・ミシェル・マチュー氏が就任したことから、サービスは機内でのインターネット使用などが含まれることが予想される。

フォーチュン誌によると「Joon」はフランス語の「若い」を意味する「jeune」(ジューヌ)から取ったもの。同誌は格安航空会社(LCC)として報じているが、エールフランスのプレスリリースでは、「製品やサービスはエールフランスのものを反映したオリジナルを提供する予定で、LCCではない」としている。

サービス内容はまだ不明

詳細は9月の就航時に発表するということで、ミレニアル世代にピッタリというサービスは具体的にはまだ不明だ。テレグラフは、「例えば機内のエンターテイメント・システムが豊富だとか、機内食や飲み物をミレニアル世代の好みに合わせている、などミレニアル世代を特に想定したサービスがあるのかについて、エールフランスから確認が取れなかった」としている。

詳細がはっきりしない中、客室乗務員の制服についてはイメージをすでに発表しており、若いブランドを意識したデザインがうかがえる。一般的なカッチリした制服やお国柄を反映したものではなく、男性クルーの制服はアンクルパンツと白のスニーカーとかなりカジュアル。CNNは「シリコンバレーにある新興のアプリ会社のチーム写真みたいだ」と表現している。


運航路線についても詳細は分かっていないが、公式サイトによると今秋にパリのシャルル・ド・ゴール空港発の中距離路線から始め、2018年夏には長距離路線を就航するとしている。また、プレスリリースには、Joonのロゴを付けたエアバスA320(近・中距離向け旅客機)、A340(長距離)、A350(長距離)が掲載されていることから、これらの機材が使用されると考えられている。

松丸さとみ