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東京メトロは25日、地下鉄博物館(東京都江戸川区)で所蔵する日本初の地下鉄車両「東京地下鉄道1000形1001号車」について、日本機械学会から「機械遺産」の認定を受けることが決まったと発表した。「機械の日」である8月7日に開催される日本機械学会主催の認定式にて、正式に認定される予定となっている。

「機械遺産」とは、国内に現存する機械技術面で歴史的意義のある遺産を日本機械学会が認定するもので、2007年から昨年度までに83件が認定されている。今回、認定が決まった1001号車は、日本初の自動列車停止装置(打子式ATS)や、当時は珍しかった国産の自動扉開閉装置などを搭載した画期的な車両。1927年11月に日本車両製造によって製造され、同年12月に営業開始した東京地下鉄道の車両として上野〜浅草間を走行した。

1968年に営業運転から引退し、1986年から地下鉄博物館で展示されている。今年3月10日には文化庁の文化審議会から文部科学大臣に答申されたことを受け、国の重要文化財として指定されることが決まった。

機会遺産の認定においては、東洋初の地下鉄として走行した車両が当時のままに復元され、資料的価値が高いこと、国内初の打子式ATSが装備されているなど、国産地下鉄の技術発展の基礎を示す車両であることが評価された。東京メトログループの所有物が機会遺産の認定を受けるのはこれが初めてとのこと。