ディズニー牽引“2人のレジェンド”のオフィス公開

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ディズニーアニメーション最新作「モアナと伝説の海」のMovieNEX(4,000円/税別)が7月5日に発売され、オリコン週間Blu-ray Discランキングで1位に輝くなど好調だ。これを記念して、生前のウォルト・ディズニーが使用した部屋を忠実に再現した“伝説のオフィス”、そして、現在ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセターが使用している“現役のオフィス”の様子が公開された。

ウォルトのオフィスを再現した部屋は、普段は社員でさえも簡単には足を踏み入れることができない特別な空間。生前のウォルトが、あふれる想像力を吟味し、数多くの名作の構想を練った書斎の周りには、“魔法”の源泉である紙と鉛筆はもちろん、彼にインスピレーションを与えたであろう小物や模型が所狭しと並んでいた。アカデミー賞、エミー賞など数々の受賞トロフィーも鎮座しており、述べ956個もの賞を受賞したウォルトの輝かしいキャリアを雄弁に物語る。壁に飾られた愛娘たちの写真からは、ウォルトの子煩悩ぶりも垣間見える。

応接室にあるピアノは、「イッツ・ア・スモールワールド」など数多くのディズニー音楽を手がけた作曲家、シャーマン兄弟がウォルトに出来上がった曲を弾いて聴かせていたものだ。

ミッキーマウスの誕生から来年でちょうど90年だが、アニメーション・リサーチ・ライブラリーのマネージャーを務めるフォックス・カーニーは、ミッキーマウスの誕生から「モアナと伝説の海」まで変わらないものがあると語る。

「映画の制作プロセスは常に同じで、魅力あるキャラクター、リアリティのある世界観、引き込まれるストーリーを作ることが常に鍵となります」

いまなおディズニーの魔法が色あせないのは、文化も時代も超越した普遍性にあるのだ。

そして、現在のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオを牽引するのが、世界初のフルCG長編アニメーション「トイ・ストーリー」の生みの親であるジョン・ラセター。ファンの間では“おもちゃコレクター”としても知られるだけに、オフィスは膨大な数のおもちゃで埋め尽くされていた。

ラセターが手掛ける作品もまた、さまざまな時代や場所を舞台にしており、主人公も魚やおもちゃ、モンスターや車などバラエティ豊かだが、そこには必ず人間が生きる上で避けられない悩みや葛藤、それを乗り越える前向きなパワーが描かれている。

誰もが共感できるテーマを追求している姿が、ウォルトに共通しているのは言うまでもない。時空を超えて、脈々と大切なものが受け継がれているのだ。

もちろん、「大切なものを受け継ぐ」というメッセージは、ディズニー・アニメーション最新作「モアナと伝説の海」にもしっかりと刻まれている。

主人公のモアナは、先祖たちが本当に大切にしていたものに気づき、自らの運命を切り開くため、大海原に漕ぎ出そうと決意する。映像表現やキャラクター造形、音楽の魅力といったディズニー作品ならではの“魔法”もまた、ウォルト・ディズニーからジョン・ラセター、そしてさらに若い才能たちへと受け継がれ、「モアナと伝説の海」は完成した。