河北省邯鄲市で26日午前、生放送中の女性キャスターが意識を失って倒れた。インターネットでは「26歳のキャスターが心筋梗塞で死亡した」などとのうわさが流れた。

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河北省邯鄲市で26日午前、生放送中の女性キャスターが意識を失って倒れた。インターネットでは「26歳のキャスターが心筋梗塞で死亡した」などとのうわさが流れたが、局関係者は「疲労気味で倒れた。現在は家で休養していて無事」と否定。デマが流されたと非難した。

倒れたのは邯鄲広播電視台(邯鄲テレビ局)記者の張涵(ジャン・ハン)さん。同市当局の要請で制作した番組の「最も美しい邯鄲人発表」を生放送している時だった。

張さんは右隣に並んだ男性の発言を聞いていたが、顔を突然上に向けた。視線はすでに定まっていない。右手は台本を持ったままだったが、左手は手のひらを上向きに広げ、そのまま後ろに激しく倒れた。スタジオ内からは驚きの声が上がった。

ショッキングな映像を受け、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)などに、「邯鄲テレビ局のニュースキャスターが仕事中に突然の心臓発作。まだ26歳だった」と、張さんが生放送中に死亡したとする投稿が寄せられ拡散した。

中国メディアの澎湃新聞は同日、女性キャスター死亡はデマだとする記事を掲載。関係者の話として、邯鄲市ではこのところ「全国文明都市を争う」とのキャンペーンが行われており、その関連の仕事をしていた記者は苦労を重ねていた。張さんも疲労していたのは事実だが、放送中に倒れてからは病院に運ばれて治療を受け、すでに大きな問題はない、と説明した。

同局関係の男性キャスターである亜偉(ヤー・ウェイ)さんも同日中に微博にコメントを寄せ、「キャスターは危険な職業」との書き込みが広まっていることを非難し、「ネットの力は大きい。彼女本人に対して大きな危害を与えている。彼女は疲労がたまって倒れただけ。現在は自宅で休んでおり無事だ。フェイク・ニュースを食い止めることで、彼女に皆さんの愛を感じさせてほしい」などと書き込んだ。

ただし、亜さんの書き込みに対しては「あなたの同僚は白目をむいて、左手はけいれんしていた。もし、個人のプライバシーは伏せておこうというなら分かる。もしそうでないなら、精密検査を受けるべきだ」などとして、張さんの健康状態に深刻な問題があると疑うコメントも多く寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)