米ニューヨーク市ブルックリン地区で営まれた警察官ウェンジャン・リューさんの葬儀で、遺影を手に涙を浮かべる妻のサニーさん(2015年1月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】2年半前に米ニューヨーク(New York)を震撼(しんかん)させた事件で殺害された同市の警察官ウェンジャン・リュー(Wenjian Liu)さんの妻サニーさんが今週、リューさんとの間にもうけた赤ちゃんを出産した。サニーさんはリューさんが亡くなった夜、リューさんとの子どもを持つという夢をいつかかなえようと、医師らに精子の凍結保存を願い出ていた。

 当時32歳だったリューさんは2014年12月20日、ブルックリン(Brooklyn)地区でパトカーに乗っていたところ、同僚の警察官(40)と共に銃で撃たれて死亡した。容疑者の黒人の男は犯行前、警察と対立した際に死亡したアフリカ系米国人たちの復讐(ふくしゅう)をすると宣言していた。男はその後自殺している。

 リューさんとサニーさんは数か月前に結婚したばかりだった。警察によると、リューさんが亡くなった後の夜、サニーさんはリューさんから女の赤ちゃんを手渡される夢を見たという。その後、凍結されていた精子を使った体外受精で妊娠。25日、ワイル・コーネル病院(Weill Cornell Hospital)で生まれた赤ちゃんも女の子だった。

「友達に『女の子が生まれるよ』と言ったら『どうかなあ。あなた、超音波診断も受けてないじゃない』と言われたけど、私の言った通りだった!」。サニーさんはそう喜んだという。娘はアンジェリーナ(Angelina)ちゃんと名付けられた。

 大勢の警察官が参列したリューさんの葬儀で、サニーさんは涙をこらえながら「魂の伴侶(はんりょ)」で「素晴らしい夫」を失ったと述べていた。
【翻訳編集】AFPBB News