バランスシート縮小の時期決まらず、ドル売り加速 7月27日のドル円為替

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 1ドル110円から112円のレンジでの変動が続いている。7月26日9:00(すべて日本時間)ごろには1ドル112円09銭をつけ、日付の変わった27日1:30ごろには1ドル112円18銭の上値をつけている。FOMCの発表に期待感が高まり、ドル買いに拍車をつけていた。しかしFOMCの発表が予想に反していたためにドル売りが加速、ドルは急落し、9:30ごろには1ドル110円93銭をつけている。

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 7月26日23:00に発表された6月新築住宅販売件数は61.0万戸と、事前予想の61.5万戸を下回ったが、その後のFOMCの発表を見据えて動意薄であった。27日3:00にいよいよFOMCの発表が始まる。政策金利に関しては事前の予想どおりに現状据え置き。こちらは織り込み済みだっただけに問題視されていないが、期待していたバランスシート縮小の時期に関して具体的な表明がされなかったことが市場のリスクオフに繋がった。バランスシートの縮小は間違いないことだ。できるだけ早い時期に開始したいという内容であった。しかし開始時期がやや流動的となったことはサプライズだといえるだろう。時期がずれ込んだだけであり、9月開始という声も聞こえてくるが、年内の追加利上げについても含めてFRBがそれだけ慎重になっている証拠である。今後示される経済指標次第、インフレの状況次第ということだろうか。年内の追加利上げの観測は後退している。1ドル112円15銭から1時間あまりで1ドル111円06銭とドルは売られ続けた。

 本日は21:30に6月耐久財受注額、除輸送用機器の発表、さらに前週分の新規失業保険申請件数が発表される。そして明日、28日には第2四半期のGDP速報値の発表を控えている。はたしてドルの回復に繋がるだろうか。

 気になるニュースとしては5:00ごろに、オバマケア撤廃法案が上院で否決されたというものである。ロシアゲート疑惑と合せてトランプ政権のアジェンダが前進しないことが気がかりだ。